闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3401~3405
1)浦山桐郎監督の「私が棄てた女」
遠藤周作の原作を1969年に映画化されたが、主人公のハンセン病はカットされている。浅丘ルリ子が美しく、小林トシ江が素晴らしい。
2)アナトール・リトヴァク監督の「私は殺される」
バーバラ・スタンウイック主演、バート・ランカスター共演に拠る1947年のスリラー。電話を旨く使ったシナリオで緊迫感を盛り上げていく。
3)ゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ボーダーライン」
エミリー・ブランテが麻薬王と闘う2015年のアクション映画ずら。
4)ジョン・フォード監督の「アパッチ砦」
プライドだけは高く周囲の声に耳を傾けない独善居士のカスター将軍が、墓穴を掘って玉砕していく哀れな1948年の物語。ここではアパッチの敵将のほうが遥かに偉大な存在として描かれている。
5)マルセル・カルネ監督の「おかしなドラマ」
ルイ・ジューヴェ、ジャン=ルイ・バローが出演する1936年のあまり面白くないドタバタ喜劇。
雨が降り槍が降ろうがなんのその生魂たばしる川内優輝 蝶人