闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3421~25
1)ジュリアン・テンプル監督の「ヴィゴ」
夭折した天才的監督の短い晩年を描く1998年のドキュメンタリー風映画。
2)デ・シーカ監督の「ひまわり」
名匠のメガフォンとマンシーニの名曲に乗せてソフィア・ローレンとマストロヤンイが演じる1970年の戦争悲劇大ロマン。
3)フレデリック・ワイズマン監督の「クレイジーホース・パリ」
ドキュメンタリーの巨匠が2011年に描き尽くした狂馬の裏表。あの見せ物をこんなスタッフが苦労して作り上げているとは知らなんだ。
4)アンドレイ・タルコフスキー監督の「ノスタルジア」
1983年に製作された世界の救済を願う大映画だが、もしタルコフスキーが生きていて今の世の中を見たら、なんとしただろう。
5)成瀬巳喜男監督の「銀座化粧」
芸達者な田中絹代主演の水商売物語。子持ちのマダムが花も嵐も乗り越えてけなげに生きていく1951年の佳作だが、脚本は甘い。
八百万行きて帰らず神無月尽 蝶人