あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

マリス・ヤンソンス指揮セント・ペテルブルク・フィルハーモニック交響楽団の「ラフマニノフ交響曲全集&ピアノ協奏曲集」を聴いて

2021-05-16 11:39:00 | Weblog

音楽千夜一夜 第473回

先年燃え尽きるがごとく泉下の人となってしまったヤンソンスによるラフマニノフの5枚組CDで、3つの交響曲と4つのピアノ協奏曲のほか交響詩、交響的舞曲、私の好きな「パガニーニの主題による狂詩曲」などの代表作が漏れなく収録されている。
ラフマニノフというと、あの抒情的な旋律を情熱的に歌いあげる「加山雄三的な」演奏が主流であるが、ここではミハイル・ルディというピアニストがヤンソンスの謙仰な伴奏に合わせて比較的押さえた独奏を展開しているのが、かえって好ましい。
交響曲や管弦楽曲についてもその印象は変わらず、一言で評せば「知・情・意が調和した大人のラフマニノフ」を、たった1390円!でいつでも堪能させてくれるのである。

今日もまたアホダラ経を唱えてるアンシンアンゼンアンシンアンゼン 蝶人
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シェル・シルヴァスタイン作・ほんだきんいちろう訳「おおきな木」を読んで

2021-05-15 13:11:41 | Weblog

照る日曇る日 第1577回

こちらは最近村上春樹が翻訳する以前に篠崎書林から出た絵本であり、前者のような省略のない完本であるから、大きなリンゴの木の献身的な愛情と限りない悲哀がズキズキと伝わってくる。

感動的な作品ではあるが、リンゴの木が、それで家や船を造れるほど大きく成長するかどうかは、私には分からないずら。


 或る時は政治家また或る時は専門医師なり尾身てふ蝙蝠 蝶人
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川上未映子著「先端で、さすわさされるは そらええわ」を読んで

2021-05-14 11:41:20 | Weblog

照る日曇る日 第1576回

「やっぱ本は題名だな」と、つくづく思わせられる見本がこれで、そらあ若い女性の詩集のタイトルが、男性性器の世紀末的比喩が煽情的な関西弁で繰り出されているんやから、いったいどんな中身何だろうと男も女も読む前から期待するんたけど、実際に読んでみるとこれがロマンポルノを遥かに凌駕する期待通り以上の「詩ろもの」なので、旧弊も新派も老若男女うち揃って脱帽、という仕儀に立ち至ったので、なんなら藤田嗣治がかの有名な戦争画「アッツ島玉砕」の傍らに立てた「脱帽」の看板を再度掲げてもええくらいに思った訳なのだが、続く「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」、「ちょっきん、なー」、「彼女は四時の性交にうっとり、うっとりよ」なども、凡百の自称詩人なんかが真似して書ける文章ではないわいな。

白秋の「朱欒」などを思いつつがぶりと喰らう土佐の文旦 蝶人
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ホセ・セレブリエール指揮スコットランド国立交響楽団&ロシア国立管弦楽団の「グラズノフ交響曲&協奏曲集」を聴いて

2021-05-13 11:45:45 | Weblog

音楽千夜一夜 第472回

8枚組で1390円という値段につられて衝動買いしてみたら、意外や意外、曲も演奏も録音も3拍子揃って優秀なので驚いた。
初めて聴く名前だが、ドラティ、モントウーに師事し、ストコフスキーとセルに認められた1938年生まれのウルグアイの指揮者兼作曲家らしい。
どうりでコロナを忘れる素敵な楽興の時をもたらしてくれるわけだ。

 裏庭で土竜の子どもが死んでいた黒いびろうどの喪服に包まれて  蝶人
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ローズマリー・サトクリフ著・猪熊葉子訳「第九軍団のワシ」を読んで

2021-05-12 15:41:00 | Weblog

照る日曇る日 第1575回

前書きに書かれているように、この小説は、ローマ帝国植民地時代のイングランド中央部に進駐していた第九軍団が、紀元117年に北上したまま行方不明になってしまったこと。そしてそれから1800年の後、その軍団のシンボルである「ワシ」の旗印が半島南端部で発掘されたこと。

このたった2つの事実から出発して1954年に書き上げられた血沸き肉躍る大冒険ロマンなのです。

読むほどにスリルとサスペンスが盛り上がるこの物語を、当時の英国の若者たちが大歓迎したのもムベなるかなですが、物語の主人公はローマの百人隊長であり、読者の遠い先祖がローマの被征服者たるブリテン人であることを思えば、ちょっと不思議な気持ちにもなるのです。

   我にしてもしミャンマーの民ならば徒手空拳で軍に向かうや 蝶人
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アルド・チッコリーニの「サティ・ピアノ作品集」を聴いて

2021-05-11 10:49:26 | Weblog

音楽千夜一夜 第470回

エリック・サティのピアノ音楽は、タイトルこそちょっと奇妙だが、聴いてみると真っ当な音楽で、それでも5メートルくらい離れて観察すると、世のいわゆる正統派や主流の人たちとはちょっと離れたところで竹林の禅僧みたいな笛を吹いているような気がするところもあって、絵の世界でいうとちょっとアンリ・ルソーに似たところもあって、なんともいえずお洒落で、素敵だ。
私が好きなのは本邦の高橋アキさんとおふらんすのバルビエおじさんの演奏だが、たまたまいたりあのチッコリーニ爺さんの2回目の6枚組の録音が安価で出たので聴いてみましたら、わりとテンポが速めでスイスイ行くのでちと驚きましたが、これはこれでいいのかなあ。
私はなかんずく「je te veux」が好きで、このボックスにはチッコリーニのソロとHenry Pacoryの唄入りのものの2種類が入っているが、いずれもダメで、むかし銀座の資生堂ビルの「ワード」講演会場で主催者が流していた、やはり歌唱入りの録音が一等気にいっていたんだが、あれは誰の演奏だったのかしら?
もちろんサティは管弦楽曲も素晴らしくて、ソプラノが歌う「ソクラテス」の第3部など涙なしに聴けるひとはいないだろう。

  何事のおわしますかは知らねども一味同心五輪臨終 蝶人

https://www.youtube.com/watch?v=CzAAtuAKzik
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俵万智著「未来のサイズ」を読んで

2021-05-10 10:50:18 | Weblog

照る日曇る日 第1575回

2013年から2020年までの足掛け8年間に、石垣島と宮崎で詠まれた418首を集めた歌人の第6歌集である。

潮の香のパンツ、靴下、ランニング 少し惜しみて洗いゆくなり
生き生きと息子は短歌詠んでおりたとえおかんが俵万智でも

日ごとに成長していく息子を見守る母のまなざしがそのままリアルに本書に刻まれた。

制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている
我のみが赤旗揚げし勝負あり君らに贈る渾身の赤
母は、大人は次の世代のために大切なものを手渡ししなければならぬ。
テンポよく刻むリズムの危うさのナショナリズムやコマーシャリズム
生きながら死につつもある人間は勝ちながら負け、負けながら勝つ

成長したのは子供だけではない。大人である自分自身が成長しなければ未来はないのである。

 「ぜひ遊びにきて下さいね」と言われたが選挙事務所って何するところ? 蝶人
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アルバン・ベルク四重奏団の「ベートーヴェン四重奏曲全集」を聴いて

2021-05-09 10:36:12 | Weblog

音楽千夜一夜 第469回

モザールはやはりアマデウスやイタリア四重奏団の演奏を好む小生ですが、ベートーヴェンとなれば知・情・意を三拍子揃えたこのカルテットに指を屈せざるを得ません。
この7枚組CDは1978年から83年にかけてのスタジオ録音ですが、私の大好きな後期の作品132や135なども一片の晦渋さもとどめず楽々と弾ききってしまうその力量は憎たらしくも天晴れですな。

このせつはベルリンフィルも血迷いて得体の知れぬ若手が棒振る 蝶人
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朝井まかて著「類」を読んで

2021-05-08 12:55:51 | Weblog

照る日曇る日 第1573回

森鴎外の末子である森類の人世の照る日曇る日を愛情豊かに描いた評伝小説。フィクションと断ってはあるが、まあ実際この通りの波乱に満ちた生涯だったんだろう。
森類で思い出すのは、松本清張の傑作『或る「小倉日記」伝』の「小倉日記」の実物がほかならぬ類の自宅の箪笥の中から発見されたことだが、この原稿の始末を巡る岩波書店の小林勇の態度や人柄は不愉快の一語に尽きる。
それにしても「鴎外の子」というレッテルを額に貼り付けられ、茉莉、杏奴という個性的な姉を引き合いに出されながら、ある時は画家、随筆家、小説家、またある時は書店主、家主、としてこの煉獄のごとき渡世を相渉る長い長い道行きは、けっして楽ではなかっただろう。
杏奴と2人で享楽した若き日のキラキラと輝くような青春の日々よりも、還暦を過ぎてから最愛の妻に逝かれた後で、5回もお見合いをして再婚したり、代々木病院で共産党の医師と知り合って検察官の公訴権乱用と戦ったりする晩年の事績に惹かれるのはこちとらが棺桶に両足を突っ込んでいる年代であるからかも知れない。

     トトトトと急かせる信号音が怖いとて横断歩道を渡れぬ息子 蝶人
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宮崎駿作「風の谷のナウシカ第1巻」を読んで

2021-05-07 10:30:47 | Weblog

照る日曇る日 第1572回

ユーラシア大陸の西端に発生した産業文明は1000年後に絶頂期を迎えたが、と同時に急激な衰退の道を辿ることになった。
「火の7日間」と呼ばれる戦争によって都市群は有毒物質をまき散らして崩壊し、地表のほとんどは不毛の地と化して人類はたそがれの時代を生きることになったのである。
全7巻の冒頭では、風の谷に少数の仲間たちと肩を寄せ合うようにして住むナウシカとその周辺国の人々との交渉が描かれるが、小国なりとも軍備して強大な大国と対峙せざるを得ない日常がつぶさに描かれている。

 私利私欲だけで生きてる政治家は顔見ただけですぐ分かります 蝶人
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吉田司著「宮澤賢治殺人事件」を読んで

2021-05-06 11:30:05 | Weblog

照る日曇る日 第1571回

さすがに殺人こそ犯さないが、宮澤一族によって意識的か無意識かはいざ知らず、かの天空まで高く聳え立つ「賢治聖人伝説」を一挙に突き崩そうとする「伝説の」1冊である。
著者は大方の「賢治教」の信者とは異なり、彼の人間的・芸術的特徴は、1)ふしぎな「遊民」階級の文学、2)古い旦那衆の血筋としての「放蕩感覚」、3)新しい地方財閥につながりの中から生まれた「内弁慶」的芸術である、と喝破し、花巻の商人階級の暗黙の庇護のもとに賢治の遊民の文学が花開いたと総括している。
生来病弱で農業の過酷な重労働に絶えず、その弱さを自覚してみずからを「デクノボウ」視していた賢治は、祖母の子守歌のような「不惜身命」の教えに強迫されて、激しく生き急ぐのだが、そんな彼を突き動かしていたのは3つの衝動だった。
1) 金持ちの放蕩息子の貴族的快楽主義→東京モダンへの傾斜と脱出。
2) 「法華経」行者的禁欲主義→国柱会への傾斜と脱出。
3) 転換期の「商人倫理」の利他主義→農民芸術と農村改造の夢
これら3つの情熱は、質屋の父、政次郎や故郷花巻の厳しい現実の前に何度も挫折したが、賢治が挫折すればするほど、おのれの脳内の仮想世界たる「イーハトーブ」という名の「王道楽土」では、そのすべてが成就した。
そしていまや精神界の絶対者となった賢治の武器こそは、彼の創造性豊かな言葉の魔力の産物としての「詩」であり「童話」だったのである。
同時代の誰にもない3つの特徴と3つの情熱を備えた宮澤賢治!という存在は、彼の肉親や信奉者たちの助力によって権力者から無産階級者、右翼から左翼までの広範な支持を集め、今やかつての二宮尊徳に代わる「聖者」として君臨しているが、それは賢治自身とは無関係な、彼を取り巻く時代的偶然と必然性によるものだと、著者はいいたげである。


 街に出ればいつ事故に遭うか分からないいつもきれいなパンツをはこう 蝶人
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阪倉・本田・川端校注「新潮日本古典集成「今昔物語集」本朝世俗部一」を読んで

2021-05-05 10:30:48 | Weblog

照る日曇る日 第1570回

平安末期頃に作られた全31巻という大部の説話叢書で、天竺部5巻、震旦部5巻、本朝部10巻にのぼるが、全体を通して3巻の欠本があり、本書でも冒頭の21巻は欠本している。
この新潮版では本朝部10巻を全4冊にまとめているが、天竺部と震旦部を合わせ読むためには岩波版や小学館版に手を伸ばさざるをえないことになる。
それはともかく、いざ本書を読み始めると、22巻では淡海公に始まる藤原氏の誰彼の逸話を並べてあんまり面白くもないが、23巻では相撲取りをぶん投げる怪力女たち、24巻では賀茂忠行や安倍晴明など名だたる陰陽師の活躍が登場するので、まあかなり面白いといえよう。
されど、いつ死ぬか分からんこのおらっちが、全巻を読みあげる日が来るのだろうか?

 生と死は極薄の紙一枚で接していると初めて分かった 蝶人
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クルト・マズアのメンデルスゾーン交響曲全集その他を聴いて

2021-05-04 13:33:10 | Weblog

音楽千夜一夜第468回

こないだ聴いたブルックナーに続いてメンデルスゾーンの交響曲を聴いたが、東独産ライプチッヒ・ゲバントハウスの地味でくすんだ音色が好ましい。中ではバーバラ・ボニーやペーター・シュライヤーの歌唱が加わった2番の合唱交響曲「賛歌」が面白く聴けた。
この6枚組のCDのうち4枚は、コンチェルト・ケルンが演奏する小編成の「13の弦楽のための交響曲集」で、これが思いがけず清新な気晴らしを発散して交響曲に劣らぬ聴きものでありました。

  欧州では観客入りのコンサートなく音楽家みな貯金を崩すと  蝶人
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すべての言葉は通り過ぎてゆく第91回

2021-05-03 10:14:43 | Weblog

西暦2021年卯月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第390回

自分の判断ミスで第4波来襲を招き寄せた張本人のポピュリスト・イソジン知事。緊急事態宣言より効果のない「蔓延防止」で責任を糊塗し、今度は「大阪聖火リレーの中止要請」と来た。次はもちろん「五輪中止要請」だろうね。4/1
岸本歯科にて上の歯の治療。麻酔をかけてからダメになった左半分を除去。いつのまに切断されたのかてんで分からず、いつなんどき痛くなるのではないかとハラハラドキドキしていた。歯医者は苦手だが、これまでずいぶん詩の材料になっているのでその点は感謝感謝。4/2
政府を除けば、コロナ取り締まり最前線の責任者は、各都道府県の知事であるが、それにしても、この間の大阪府と東京都の後手後手やら先手先手やらの判断ミスは、即時罷免に値するほど常軌を逸していると思う。4/3
国内外で新型コレラが猛威を奮い、誰が考えても五輪なんか出来っこないのに、公共放送ならぬ国営放送と化したNHKは、聖火リレーとか水泳の選考会をしゃかりきで放送している。おかしくないか?4/4
池江璃花子選手、おめでとう! 君の頑張りほど癌と戦う人々に勇気と励ましをもたらすものはないだろう。4/5
太刀洗、三郎ノ滝を過ぎて小さな泉を覗くとオタマジャクシが泳いでいた。そこから朝夷奈峠を登っていくと春型の小さなモンキアゲハやカラスアゲハが岩肌の水を吸っていた。熊野神社の参には大きな赤い花弁を沢山つけたシャクヤクの木が「ようこそ」と迎えてくれた。4/6
何度も言うように、今回の大阪の感染拡大の原因は、イソジン知事の致命的な判断ミスによるものだ。彼奴がウケを狙って緊急事態宣言を前倒しで解除しなければ、こういう非常事態にはなっていなかった。4/7
夕方になると出てくる市村紗弥香という気象予報士の女性が気になって仕方がない。彼女は局アナかと思っていたら、そうではなくて「セントフォース」所属のタレント。毎夕NHKの「お帰り天気」という訳のわからん番組に出てくるのだが、予報はせず、こないだはシャボン玉を飛ばしていた。4/8
自民党が「こども庁」創設とは文字通り児戯に類す。票取りなら見境なしになんでもやるっちゅうことだな。4/9
生活保護は貧者の権利であるといいながら、その申請に際して「預金を限りなくゼロにしなさい」と助言、指導するというのも奇妙なことだ。4/10
いくら池江璃花子が4冠に輝いても、今年の夏の五輪は開催不能だからな。みんなそのつもりで。4/11
聞けばまだ医療関係者の8割がワクチン接種をうけていないというのに「高齢者、高齢者」と騒いでいる。話と順序が違うんじゃないのか、担当者の河野君。4/12
暫く前からツバメが飛んでいる。我が屋に巣を作ってほしいと長年望んでいるのだが、毎年決まった家の軒に作るようだ。でも最近代が変わったその家はツバメに邪険で巣作りを邪魔したりしている。嫌な奴だと思うがどうしようもない。4/13
やれ頻尿だやれ狭心症だやれ花粉症、雀蜂対策だというて4つの病院からいろんな薬が無茶苦茶に出る。言われるがままに飲んでいれば、私はこれらの副作用で死んでしまうのではないだろうか?4/14
アホ莫迦麻生が、たまには仕事をしようと、福島原発の汚染水をぜんぶ飲み干すそうなので、とても楽しみ。五輪中止でガックリしている国民を元気づけるために、ぜひとも「皆様の国営放送」でゴールデンタイムで生中継してほしい。4/15
最近の緑のタヌキとかイチジク男はもはやコロナに正対するどころ、白旗をあげて「明日もますます拡大するでしょう」と、まるで天気予報キャスターのようなコメントに終始しているようだ。4/16
悪役の二階もたまには名言を吐く「止めるとなればスパッと止めよ。」4/16
新型コロナの第4波は、マンボウとかまたしてもの緊急事態宣言では到底押さえられないだろう。大阪、東京など主要汚染府県を一時的に都市封鎖して、全小売店、職場、学校等を閉じ、興業などの集会を禁じ、有用無用急不急を含めて人の流れを悉く断ち切る蛮勇が必要だ。4/17
バイデンが黙っていたのに、ガースーがおらっちの了解も得ないで、先に「台湾問題」を口に出す。お前は中国が台湾を侵略したら、自衛隊を投入するつもりか。冗談じゃないぜ。4/18
月曜の朝妻の車で駅前まで送ってもらう耕君が、4月から耳を塞いで走り去るようになったのだが、苦労して聞きだしたその理由とは、「郵便局の傍の信号がトットットッと音を出すのが怖い!」ということだったので、今朝からは別の場所で降りることになった。良かったね耕君。4/19
ガースーはファイザーのCEOに電話して「9月までに供給できるよう追加要請した」ところ、プーラCEOは「協議を迅速に進めたい」と返事したという。それでどうして「9月供給に目途が立った」と断言できるんかいな。4/20
才能のある知事が治める一部の府県は安心だが、てめえの人気取りしか考えない大阪や東京、神奈川のような凡庸な知事が偉そうに統治する府県では、民草の命が危険に晒されている。4/21
経済をグルグル回すことしか考えてない政治家どもめ。彼らはほんとはもうコロナにはうんざりなんだけど、しょうがないからマンボウとかキンキュウジタイセンゲンごっこをやってる。哀れなのは右往左往しているオラッチたちだよ。4/22
むかし母を亡くしたときに元上司から頂戴した励ましの手紙に付されていた歌。「父母のしきりに恋しい雉の声 芭蕉」、「呼べ呼べど遠山彦のかそかなる声はこたえて人かへりこず 佐々木信綱」「いとほしや見るに涙もとどまらず親もなき子の母を尋ねる 源実朝」4/23
きのう車にはねられて湘南鎌倉病院のERに担ぎ込まれたが、コロナ禍でも若い医師や看護師が精力的に検査介護してくれたので、大事に至らず無事帰宅できた。家族には迷惑を掛けたが地元にこういう病院があると助かるなあ。九死に一生を得たことに感謝です。4/24
今日は鎌倉市議会選挙だから、なんとしてでも投票所まで行かねばならぬ。今回は定数26に39名が立候補するかなりの激戦。選挙公報を眺めていると、そこには「政治を生きる」というより「政治で食べる」人間の姿が立ち現われて憂鬱になる。4/25
マンボーが発動された鎌倉に押し掛けてくる観光客の気が知れない。マンボーを鎌倉には出すが、もっと人口の多い藤沢や横須賀には出さない元フジテレビ・アナの気が知れない。河村のような破廉恥漢をまたしても名古屋市長に選ぶ阿呆莫迦連中の気が知れない。4/26
生と死は、極薄の紙一枚を隔てて繋がっていることが、分かった。4/27
病院の行き帰りに乗ったタクシーの運ちゃんが2人ともおしゃべりなうえに、時々物凄い咳をするので、こいつらコロナじゃないかと気が気じゃないずら。4/28
バラエティ番組で政治を扱う時に、芸能人や畑違いの「専門家」が司会したり、コメンテーターとして一知半解の「意見」を披露するのはいかがなものか。彼らの言説は落語の八さん熊さんの域をでることはない。4/29
カラスという鳥は、明らかに人類滅亡後の覇権を狙っていると思う。ポスト米国を射程内に収めた中国のように。4/30

試合には負けたが大谷のホームランだけ報じる日本のマスコミ 蝶人
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なにゆえに第86回~西暦2021年蝶人卯月花鳥風月狂歌三昧

2021-05-02 10:51:16 | Weblog

ある晴れた日に第649回

なにゆえに「蔓延防止」をぐちゃぐちゃといま必要なのは「都市封鎖」だぜ
なにゆえにやまゆり園を巻き込むのだオリンピックとは関係がない
なにゆえにマンボウだけに頼ってるヤンボウニンボウトンボウもあるでよ
なにゆえに感染退治に投げやりになる緑のタヌキは都知事失格
なにゆえにゴミを持てない年寄りが増えた年寄りだけど私が棄てる
なにゆえにワクチンの仕方をぐちゃぐちゃ言うとるまだ1%にも満たないのに
なにゆえにワクチン話に花を咲かせるまだ医者の全部に注射してない
なにゆえにタカタは下取り祭りをやっている自公政権を下取りするべく
なにゆえにゆるいマンボウで茶を濁す最強感染の第4波なのに
なにゆえに女性の歳は書かれない男性はみな明記するのに
なにゆえに街も道路も人人車マンボウなんて見向きもしないで
なにゆえに汚染水を海に捨てる日本全国にプールするべし
なにゆえに国立劇場の案内が来る歌舞音曲は中止すべきだ
なにゆえに「人流」などと物扱いをする「人の流れ」が正しい日本語
なにゆえにスシロータヌキはひっぱりだこ政権擁護の専門家だから
なにゆえに米との同盟に深入りする自主独立の外交いずこ
なにゆえに自公と民主が相乗りするいろんな地方の市議会選挙で
なにゆえにオリパラ中止を明言しない真珠湾前夜とまったく同じだ
なにゆえに「また緊急」と大騒ぎ大阪府知事は無能の極み
なにゆえに市議選に39名も立候補うち13名は落選するのに
なにゆえにまだオリパラを中止しない感染がさらに拡大するぞ
なにゆえにろくでなしが当選しまともな人が落選をする
なにゆえに凡庸なブラームスを垂れ流す鈴木優人指揮のNHK交響楽団
なにゆえに人は突然召されるか悪戦苦闘を慰労するべく
なにゆえに藤沢横須賀をマンボウしない黒岩の目はフジアナか
なにゆえに右腕がいうこときかぬ交通事故の置き土産らし

   右腕がいうこときかぬ物持てぬ交通事故の置き土産らし 蝶人
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