照る日曇る日 第1579回
タイトルに惹かれて手に取った今年3月に初刷が出た著者の最新刊であったが、「主権者のいない国」と題された終章までは、いろいろな媒体に発表された論考の寄せ集め的集積であり、せんじ詰めれば先に出た「国体論」のリピートなので、なにやら力が抜けた。
著者と共に小生も、この国の最大の毒虫は、米国のである自公維国民党政権ではなく、彼らの拝跪を許し、主権者の義務と責任を放棄している民草自身だと思っているので、ほんの数ページしかない空白の終章を早急に書き継いでもらいたいものである。
またしても脳科学者の妄言を「その時歴史が動いた」で聞かされる 蝶人