音楽千夜一夜第468回
こないだ聴いたブルックナーに続いてメンデルスゾーンの交響曲を聴いたが、東独産ライプチッヒ・ゲバントハウスの地味でくすんだ音色が好ましい。中ではバーバラ・ボニーやペーター・シュライヤーの歌唱が加わった2番の合唱交響曲「賛歌」が面白く聴けた。
この6枚組のCDのうち4枚は、コンチェルト・ケルンが演奏する小編成の「13の弦楽のための交響曲集」で、これが思いがけず清新な気晴らしを発散して交響曲に劣らぬ聴きものでありました。
欧州では観客入りのコンサートなく音楽家みな貯金を崩すと 蝶人