覚王山にある「不老園」へ。同じ創業年を謳っているので、こちらは創業嘉永元年(1848)という東別院の「不老園正光」の分店ということでいいのかな。ペリー来航とかそんな時代だ。凄い。地下鉄の出口からすぐの所にビル店舗がある。店に入ると店舗スペースはそんなに広くない。まだ朝だったのでこれから出掛ける用事があり箱などは持ち歩けないので、いつものように少量買い。大抵どこの和菓子屋も問題なく分けていただける。購入したのは「不老最中」と「白百合最中」。「どちらも味は同じですよ。」と言われたのだが、最中は最中種(皮)が違うだけで食感が違って楽しめるので構わない。「すぐに詰めますのでお待ちください。」と奥へ行かれた店員さんがたった2つの最中を詰めて持って来てくれた。「詰めたてが美味しいですよ。」と声を掛けて下さったが、生憎すぐにいただく時間も場所も無く、家に持ち帰った。
確かに詰めたてで最中種がサクッとした最中は旨いが、時間が経ってややしっとりして餡と密着したものも、それはそれで好き。「不老最中」は丸の下の部分がカットされたような形で、薄めの最中種の表面に”不老”の文字がある。これは東別院と同じだな。艶のあるつぶ餡で粒の食感はしっかりめ。「白百合最中」は四角い最中種の表面に名古屋市の市花である白百合の模様があった。同じ味だと言われているので「そうだな。」と思ったが、言われていなきゃ当てる自信は全く無い(笑)。(勘定は¥270)
御菓子司 不老園
愛知県名古屋市千種区末盛通1-31
( 名古屋 なごや 覚王山 かくおうざん ふろうえん 和菓子 不老園正光 おんかしつかさ もなか 不老もなか )