ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

つる屋 @名古屋市千種区・覚王山

2015年10月26日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

覚王山の日泰寺の参道にあるみたらしだんご屋「つる屋」。創業は大正13年(1924)だとか。店先の暖簾には「お好み焼」と書いてあり、中で食べることが出来るようだ。店から張り出して団子の屋台があり、そちらには「みたらし団子」と書いた暖簾が掛かっていて、若い店員が焼きを担当していた。横に焼いたものが積み上がっていたので、頃合いを見て焼いておくようだ。のんびりとした空気の中、1本だけお願いした。

手渡しされた団子はいわゆる甘いたれのかかった「みたらし団子」ではなくシンプルな醤油団子。岐阜県で時々見かけるタイプ(でも岐阜県でも高山や、一部を除いてほとんどが甘辛いたれの普通のみたらし団子)。残念ながらかなり冷めてしまっていたので旨さは半減。シンプルなだけに熱々だと旨いんだけどなァ、こういうのは。だんご屋で焼きたてを出してくれるところって少ない気が…。言ってくれれば待つのに。中で座って食べると焼きたてを出してくれるのかな。焼きたてだったらもう1本というところだが、そのまま参道を歩いた(団子1本でどれだけ残念がっているんだか・笑)。(勘定は¥110)

みたらし団子 つる屋

愛知県名古屋市千種区山門町2-50-3

( 覚王山 かくおうざん 日泰寺 つるや みたらしだんご だんご みだらしだんご みだらし 醤油だんご )

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たこ八 @名古屋市千種区・覚王山 (※閉店)

2015年10月18日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

名古屋は覚王山、日泰寺の参道に店を構える創業昭和25年(1950)の老舗大衆食堂「たこ八」へ行ってみた。覚王山と言えばなぜかエスニック関係のお店や、紅茶の店が集まる面白いところ。ちなみに日泰寺は日本で唯一いずれの宗派にも属さない全仏教徒のためのお寺なんだとか。日曜日の参道は散歩をする人も多く、いい具合に賑わっていた。店の前まで来て暖簾越しに覗いてみると…、なんとほぼ満員。人気あるんだなァ。カウンターの一番手前だけ空いていたのでそこに座らせてもらった。店内はカウンターとテーブル席だが、老夫婦から小さい子供を連れた親子までさまざま。早くもビールを開けているひとり客も居る。厨房内には調理担当の主人と若いの、そして揚げ担当の女将さんという面子。給仕は数人のおばちゃん達で、皆てきぱきと動いている。「どて」など色んなものがあるが、やはり串かつを頼んでいる人が多い。自分も串かつの定食を注文。味噌かソース、そして珍しくカレーの内どれかを選んでかけてもらうことが出来る。串かつでカレーって珍しいのでカレーをお願いした。

次から次へと入る注文をこなす厨房は大忙し。それでも出来上がった品から小気味良くカウンターに置かれ、給仕のおばちゃんに預けられていく。こういう所作を眺めながらカウンターでボーっとしているのは楽しいもの(ホントはビールか何か片手にあるとなお良いが)。しばらくして自分の分の串かつ定食が出来上がった。串かつのサイドには千切りキャベツとマカロニサラダ。それにご飯と味噌汁、たくあんという一揃い。串かつはきれいに揚がっていて、上からカレーがかけられている。玉ねぎの断片やらも見えるカレーで、色は黄色味の強い昔ながらのもの。食べてみると辛さはちゃんとあって旨い。もちろん口の中でカツカレーの出来上がり。ご飯に合わない訳がない。かつの数は5本。細身だけにあっと言う間に無くなってしまう量だが、旨かった。これ、カレーと味噌とか、組み合わせて注文出来るともっとうれしいけれど、出来るのかな?(勘定は¥700)

※残念ながら2017年5月を以って閉店されました

串かつ たこ八

愛知県名古屋市千種区山門町2-53

 

( 覚王山 かくおうざん 日泰寺 たこはち 多古八 たこ八食堂 串カツ 大衆食堂 閉店 廃業 )

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中屋パン @名古屋市千種区・今池

2015年04月18日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

名古屋市今池のガスビルのある交差点から南に行った通り沿いに店を構える「中屋パン」。昭和11年(1936)創業の老舗。店と同じ名前ビルの1階にある。土日休みの店なので、なかなか訪れることが出来なかった。人通りが多いというのもあるけれど、ひっきりなしに客が入って行く。なんとなく入り易い雰囲気なんだよなァ。店の中には、窓際に所狭しと惣菜パンが並んでいて、トレイとトングを使って好きなパンをのせて会計をする、よくあるやり方。こちらの名物と言えば「あんドーナツ」。店の一番奥の厨房前に並んでいて、その都度、客の様子を見ながら揚げ足していくようで、この日も出来たての、まだ温かいあんドーナツがたくさん並んでいた。他にもおいしそうな惣菜パンがたくさんあるのだが、まだ連れと一緒の用事があり、あまりたくさん持って歩けないので、あんドーナツだけ購入。

あんドーナツも店によっていろいろだが、こちらのものは柔らかめの食感の生地(酒種発酵だとか)に、細かい砂糖がまぶされている。中のこし餡はほどほどの甘さで、滑らかな口当たり。でも生地にまぶされた砂糖が口に当たるので、しっかり甘く感じる。揚げ油の加減なのか、重たく感じる事がない。パサつくところが全然ないしっとりとした生地がいい。ポップに書いてあった「何処にもあるが何処より美味しい!」という自信にあふれた言葉にも納得。今どきのお洒落なパンは見当たらないけれど、安心出来るおいしさだった。(勘定は¥140/個)

この後の記事はこちら (2)(3

 

中屋パン

愛知県名古屋市千種区今池1-9-16

 

( 今池 なかやパン あんドーナツ 餡ドーナツ )

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當り屋 本店 @名古屋市千種区・池下

2014年04月25日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

Photo

名古屋・池下の駅を5分ほど北上した通り沿いにある居酒屋「當り屋(あたりや)」。創業は昭和23(1948)年という老舗。広小路通りの屋台が発祥という。近くに用があったので、開店してすぐの時間に行ってみた。赤提灯の下がった店はまだ新しいもので、いわゆる老舗の雰囲気は全く無い。店に入ると右にカウンター、左にテーブル席。2階もあるようだ。店内にはオールディーズの音楽が流れている。もちろんまだ先客はおらず、カウンターへ。老舗だけに年輩の主人でもいらっしゃると思ったのだが、Tシャツ姿の男女の店員のみ。このあたりも普通の居酒屋となんら変わりない。

まずは定番のどてやきを注文。飲み物はハイボールを。やきといってもたぶん焼いてはおらず、八丁味噌ベースのタレの入った大鍋で、下処理した牛ホルモン串を煮込んだもの。くどそうに見えて意外とあっさりいただけるこの品は、この地方の居酒屋では八丁味噌ベースが多い。豆味噌の風味がホルモンの臭みを取り、タレのコクを増す。ときどき甘過ぎる味のものにも出会うが、こちらのはそんなことない。それでももちろん新鮮さが大事なのは言うまでもない。追加で子袋のピリ辛漬けやどて鍋で煮込まれたおでんも注文。子袋の鮮度もよく、コリコリとした感触がいい。おでんは色が真っ黒だが、先述のように味は濃い訳でなく丁度いい。この日は水曜で、串かつが半額との事(ちなみに土曜も)。普通のと味噌串かつ、そしておろし、そしてお酒(菊正宗)を追加。先程のどて鍋の味噌タレに串かつくぐらせたものが味噌串かつ。どの店でもそうだが、タレにくぐらせたかつはあっという間にふやけてしまうので、何をさておいてもこれを片付けるのが先決。

このお店で少々残念だったのはおしぼりに香りが付けてあった事。酒や酒肴をを邪魔するくらいに香りが強い。タレが手に着いちゃうような濃いものが多いから店は良かれと思ってやっているのかもしれないが、置いてあるだけで人工的な香りが臭ってくるし、普通のおしぼりでいいと思うんだけれど…。何組か客が入ってきたので、ささっと平らげて店を出た。(勘定は¥3,000程)

當り屋 本店

愛知県名古屋市千種区向陽1-12-29

(あたりや あたりやほんてん 當り屋本店 當屋 當屋本店 当り屋)

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