In Case You Didn't Feel Like Showing Up / Ministry (1990)
久しぶりにこういう音楽を聴いたなぁ。ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)が好きだったおかげでこういうハードな音楽も一時よく聴いていた。あのマーティン・アトキンス(Martin Atkins)が参加している(PIL、NINにも参加)。
これはライブ録音だが、曲が曲だけにいわゆる観客とのコールアンドレスポンスがある類のライブではない。ツインドラムは重く、さすがに今聴く体力は持ち合わせていないが、その後の活動からみてもわかるようにAl Jourgensen(アル・ジュールゲンセン)はポップな面も持ち合わせていて彼らにはまだメロディーや様々なアイデアがあるので、ハードコアオンリーの音楽(←最高につまらない)と違って楽しめる。
Alternative(オルタナティブ)というかなり漠然とした音楽ジャンルが語られ始めた80年代後半からこのミニストリーのようなバンドが出始めたが、今聴いてもあの時期にこういう音楽がメジャーになったのが信じられない。何しろ、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)、ニルヴァーナ(Nirvana)、あるいはU2でさえ同じ「オルタナティブ」に含まれて語られていた。ジャンル分けっていうのがあまり意味を持たなくなったということか。今はまた細分化され過ぎて地下にもぐってしまった印象があるが。
中古店にて購入(¥105)