ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Back To Back / The Mar-Keys & Booker T and The MG's

2016年05月02日 | ソウル・ファンク・R&B

Back To Back / The Mar-Keys & Booker T and The MG's (1967)

スタックス・レーベルの屋台骨、ハウス・バンドのブッカーT&ザ・MGズ(Booker T & The MG's)とホーン・セクション、ザ・マーキーズ(The Mar-Keys)のライヴを収録したアルバム。スタックス/ヴォルト(Stax/Volt)・レーベルは、オーティス(Otis Redding)、アーサー・コンレイ(Arthur Conley)、サム&デイヴ(Sam & Dave)、エディー・フロイド(Eddie Floyd)らを含むレーベルごと大所帯でヨーロッパにおいてレヴュー(パッケージ・ショー)を行ったが、こちらに収録された音源もその一部(のはず)。それらのアーティストのバック演奏ももちろんこの面々が担当したのだが、今から考えると何と贅沢な…。現在では映像も簡単に見ることが出来るが、一度でいいから生で見たかったなァ(DVD買わなきゃな…)。

もし「過去に戻ってライヴを見られるなら」という妄想お題があったら、1966年のディラン(Bob Dylan)のヨーロッパ公演、ストーンズ(The Rolling Stones)の1969年の全米公演、1970年のザ・フー(The Who)のイギリス公演、1970年のアレサ(Aretha Franklin)のフィルモア公演(もちろんキング・カーティスの前座付き)、などと並んで、この67年のスタックス・レヴューも必ず入るだろう(ダメだ、こんなお題で考えていたら妄想でいつまで経っても前に進めない…)。

それはさておきこのアルバム。5、6、7がマーキーズを加えての演奏で、他はMGズ単独。ぐっと華やかになるマーキーズのパートはそのままオーティスが出てきそうだし、ブッカーTのオルガン主体のMGズの演奏は渋め。実際にこのレヴューがどんな順に、どんな曲目を、どんな尺で演ったのかという全貌はだいたいしか知らないのだが、多分、どこでも会場をあたためる為にMGズとマーキーズが先に出て、後で順番に各アーティストが続くんじゃないか。当時の事だから1時間強、長くても1時間半くらいだろう。そこにこれらの面々が次々に登場するんだから凄い。想像するだけで興奮してしまう。

レヴューのダイジェストを収録したアルバムはこちら

オークションにて購入(¥780)

  • CD
  • Disc : 1
  • Label : Warner Music
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