晴天だが風の強い日曜の昼、新守山にある評判の天ぷら屋「よこい」へ。店の前まで行くと広々としたアプローチが贅沢なとても立派な建物。「割烹」とも書いてあるが別なのか一緒なのか。扉を開けて中に入ると帳場があり、満席で30分くらい待つとのこと。普段なら待たないが、せっかくわざわざ来たし、他に行くあても無かったので取り敢えず待ってみる。帳場から奥は見えないがカウンター席には空席もあるので予約が入っているのだろうか。立って待っていると、中のテーブル席でお待ち下さいとのこと。奥のテーブル席がある間に入ると、テーブルはいくつも空いている。席に座ってお茶をもらい暇をつぶした。きっと席の都合ではなく、揚げ手の都合で客を入れられないんだろう。ただ、この隔絶された部屋でそのまま給仕されるとなると、天ぷらの調理が全く見られず魅力は半減してしまうかも。1人だからカウンターへ案内されると期待したんだけどなァ。天ぷらは揚げる手さばきや音もごちそうだから…。
しばらく待ってやっと準備が整ったようで注文が通る。ランチの品書きは「かき揚げ定食」と「天ぷら定食」のみ。丼ぶりも無いようなので「天ぷら定食」を。すぐにご飯と味噌汁、香の物、そして塩と天つゆが運ばれ、魚介から順番に運ばれる。鱚(きす)、鱸(すずき)、牡蠣、海老、紫蘇巻き海老、椎茸、薩摩芋、ヤングコーン、そして玉葱という品目。皿で出されるが、2度に分けて出されるのは気が利いている。衣は厚くなく、クリスピー過ぎない好みのタイプ。どれも揚げ具合良く、旨い。タネの調子も良い。塩で食べたり、おろしを入れたつゆで食べたり。ついご飯もお替りしてしまう。調理の見えるカウンターでひとつづつ食べたらもっと満足度が上がっただろう。湯呑みを重ねて出したり、揚げた玉葱の楊枝がそのままだったりと少し気になる事はあったが、値付けも高くないし上々だろう。ただ女将だろうか、案内や給仕をしてくれた年輩の女性が自分のようなオッサンにも小学生に話かけるような子供扱いの口調なのは勘弁。(¥2,160)
割烹・天ぷら よこい
愛知県名古屋市守山区幸心1-1319
( 新守山 しんもりやま よこい 割烹よこい 天ぷらよこい てんぷら 天婦羅 天麩羅 かき揚げ かきあげ )