ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Very Best Of Betty Wright / Betty Wright

2020年04月14日 | ソウル・ファンク・R&B

The Very Best Of Betty Wright / Betty Wright (2000)

ライノ(Rhino)から出たベティ・ライト(Betty Wright)のベスト盤。なぁんて知っているように言っているが、自分が彼女の曲で知っているのは1971年のヒット曲「Clean Up Woman」のみ。どの盤かは忘れたが、ソウルのコンピレーション盤に収録されていたものだ。この盤は、まずあのライノ編集だということ、そして素敵なデザインのジャケットに惹かれて購入したのだった。最近でこそ大企業傘下に入り、往時の輝きがくすんでしまっている印象を受けるライノ・レコードだが、この当時はまだ右に出るものがないくらいのセンスと的確な選曲、それに高音質でどの盤を買ってもハズレが無かった。マスタリングを担当したのはライノの看板エンジニア、ビル・イングロット(Bill Inglot)。この時代のライノの作品のマスタリングは知る限りほとんどが彼の仕事だ。

ベティ・ライトはフロリダ生まれ。若くして(幼少の頃?)ゴスペル・グループに参加してこの世界に入ったのだそう。10代の前半でシングルを発売し、アルバム・デビューは14歳(!)だったというのだから早くから周りをびっくりさせるような逸材だったのだろう。明るい声と曲に乗せて若い女性の本音が歌われていく。バックで演奏しているミュージシャンの名前はあまり知らないのでスタジオ・ミュージシャンが多いのだろうが、大人しめではあるがファンキーでいかにも70年代という感じ。カッコイイ。最後にライヴ・ヴァージョンで収録されているスイートな代表曲「Tonight Is The Night Pt.1 (Rap)」。語りの後、これからっていう所でフェードアウト…。もちろんこれはシングルがA、B面に分かれていてこういう形だったのだが、CDなんだから歌のパート2も続きで収録してよかったんじゃないのかなァ…。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2000/6/26)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Rhino / Wea
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