岐阜市の金園町の大きな通り沿いにある餅菓子の「餅太」。自分は前から勝手に「へいた」だとばかり思っていたら、店前の電柱に「もちた」というふりがな付きの看板があった。”もちた”なんだ…。確か若宮町方面にも店があったはず。店に入ると昔のパン屋や菓子屋によくあったメーカー提供の壁一面のショーケースらしきものがあった。今は使われていないようだが、きっとかつては色々な菓子を取り扱っていたに違いない。正面のガラスショーケースの中には色々な餅菓子が並んでいる。愛想の良い店主が出てきて季節の餅菓子を説明してくれる。この日購入したのは「梅まんじゅう」「桜餅」「柚子餅」の3種類。パックに入れてもらい持ち帰った。
家に帰ってから嫁と分けっこ。「梅まんじゅう」は蒸した饅頭。その皮にも梅の赤色がちょっと見える。中は普通のあんこのようだが、皮にある梅の酸味が面白い。「桜餅」はもち米の粒が分かる道明寺粉を用いたタイプのもの。口に入れると塩漬けの桜の葉特有の香りが鼻腔を抜ける。「柚子餅」は黄色く色付いた餅で包んである。手に持つと崩れそうなくらい軟らかい皮からほんのり香る柚子がいい。次に寄る頃にはどんな餅菓子が並んでいるだろうか。(勘定は¥600程)
餅太
岐阜県岐阜市金園町10-30
( 岐阜 ぎふ かなぞのちょう もちた 和菓子 もち もち菓子 饅頭 まんじゅう 赤飯 )