Arc / Neil Young & Crazy Horse (1991)
1991年に発売されたニール・ヤング&クレイジー・ホースのライヴ・アルバム「Arc」。元々は「Weld」と一緒に組みで発売されたものが、どういう経緯か別売されるようになったアルバムだとのこと。「Weld」を買った時に事前に内容は知っていたが、1曲のみ35分収録でほとんど全てギターのフィードバックやノイズのインプロヴィゼーションという特殊なもの。1991年の「Ragged Glory」Tourで録音されたものを再編集したものだそう。なんでも当時ライヴでオープニングを務めたソニック・ユース(Sonic Youth)に影響を受けたのだとか。さすがニール、そういう好奇心に躊躇せず突っ込んでいくところが凄い。
この頃のクレイジー・ホースはディストーションの効いたギターの音を中心に、マッシヴな音作り。こういう音を出していたから、すぐ後に”The Godfather Of Grunge"なんていう称号を得ることにもなった。確かにバックの演奏だけ聴いていたらオルタナティヴ・ロックのバンドと言われてもおかしくない。ただこのインプロヴィゼーションだけでアルバム制作して、あまつさえ単体で発売してしまうというのは快挙と言うのか愚挙というのか(苦笑)。よくレコード会社がOKを出したものだ。これ何枚売れたんだろう…。レコード会社が無視できない程、当時のニール・ヤングが突っ走っていたということなのか。
ネットにて購入(¥110)
- Label : Reprise / Wea
- ASIN : B000002LRQ
- Disc : 1