ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

春風荘 (3) @名古屋市中区・千代田 (※閉店)

2022年02月20日 | 名古屋(中区)

ある休日の午後、もうすぐ3時になろうかという外れた時間。公共交通機関を使って移動していたので、ちょっと一杯やってから軽く蕎麦でも手繰ろうと千代田の「春風荘」へ。歩いて店に到着し、店内へ。先客は数組居たがもうそろそろ終わって帰る人も居る。さっそく蕎麦前で「本醸造」(新潟「越の松露」)をぬる燗で頼み、つまみは「かまぼこ」をお願いした。

燗された酒と木製の盃が用意され、まずひと口。そしてこちらのお楽しみ、酒を注文した客にお通しとして供される酒肴の盛り合わせ。この日は鮪とろ、イカえんぺら焼、花型に切ったハム、数の子、豆腐、と相変わらず豪華。するとここで非情にも「ラストオーダーになります。」の声が。「え?」あぁ、とうとうここも中休みを取るようになってしまったか…。コロナ禍というのもあるかもしれないが、残念無念。つまみが残っているので慌ててもう1本酒を追加。そして蕎麦をと思ったが、前から一度食べてみたかった「うむどん」にしてみることに。注文した「かまぼこ」は思っていた板わさと違い、ふわっとしたタイプのもの。でも添えてあるわさび漬けと一緒にいただくと旨い。盛り合わせも綺麗に平らげると「うむどん」が運ばれてきた。

「うむどん」は細切りのうどんがふた山。群馬には行ったことがないので食べるのは初めて。一緒に用意された薬味がまたここらしく豪華。大根おろし、胡麻、生姜、唐辛子粉、それに刻みネギにすだちが別皿に。香の物は大根にきゅうり。つゆは木製の徳利にたっぷり。さっそくうむどんを手繰る。つるつるの麺肌の細うどんで旨いのなんの。つゆの塩梅もいい。でも薬味の組み合わせが多すぎて、全部試すにはうむどんが足りない(笑)。こういう薬味とか、つゆをけちらずたっぷり用意してくれるのがこの店のいいところ。それだけに通し営業でなくなってしまったのが…。コロナ禍が収まったら(収まるのか?)何とか通し営業を復活させてくれないかな。(勘定は¥3,000程)

以前の記事はこちらこちら

 


 

↓ いつ頃まで営業していた銭湯なのか調べても分からなかった千代田の「三反湯」(建築詳細不明)。横のコインランドリーは稼働しているようだ。

 

 


 

春風荘

愛知県名古屋市中区千代田3-31-20

 

( 名古屋 なごや 鶴舞 つるまい 鶴舞公園 つるまこうえん しゅんぷうそう しゅんぷう荘 そば 蕎麦 蕎麦前 日本酒 昼酒 銭湯 さんたんゆ 移転 閉店 )

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