Absent Lovers: Live in Montreal / King Crimson (1998)
キング・クリムゾン(King Crimson)の1984年はモントリオールでのライヴを収録した2枚組CD。発売されたのは随分と遅く、1998年になってから。後追いで聴いているのでその辺の事情はよく知らないが、クリムゾンはこのライヴで一旦解散して約10年間はグループとしての活動はしていない。つまりこれがDiscipline期のクリムゾン(Robert Fripp, Adrian belew, Tony Levin, Bill Bruford の4人)の80年代最後のライヴということになる。
お馴染みのサウンドスケープから始まるライヴは終始メンバーのテンションが高く、最終公演ということもあってか各自の演奏もアンサンブルも極みに達しているといった感じさえする。録音状態もとても良く、80年代の音源にありがちだが今聴くと陳腐に聴こえてしまいがちなブルーフォードのシンセ・ドラムもここでは文句なしにかっこいい。エイドリアンのヴォーカルはさすがにこの時期だけあって通りも良く(時々勢い余って裏返るが・笑)聴いていて気持ちがいい。逆にフリップのギターやレヴィンのベース&スティックはあまり目立たなく感じるが、それほどバランスがいいということだろう。これが80年代クリムゾンの集大成と言っていいんじゃないか(←にわかの意見)。
中古店にて購入(¥1,120)
- Label : ポニーキャニオン
- ASIN : B00004VOXJ
- Disc : 1