Ladies Of The Road / King Crimson (2002)
キング・クリムゾン(King Crimson)のライヴ演奏を集めたコンピ盤2枚組。1971年5月から1972年4月までの演奏を収録。1枚目は元々はフリップ翁(Robert Fripp)が主幸するDGM(Discipline Global Mobile )で通信販売され、すでに発表されていた音源が含まれており、未発表曲は無いとのことなので通販まではしない一般のファン向けに編集されたという事だろうか。2枚目はバンドを代表する曲「21世紀の精神異常者」のソロ・パートを集めてつなぎ合わせたという珍品。音源はカセット・レコーダーだそう。
メンバーはロバート・フリップをはじめ、メル・コリンズ(Mel Collins)、ボズ・バレル(Boz Burrell)、イアン・ウォーレス(Ian Wallace)、ピート・シンフィールド(Peter Sinfield)の5名。最初期のメンバーが何人も抜けたばかりだったので、ベースはヴォーカルのボズ・バレルに無理矢理教えて急造したのだとか(やっちゃう方も凄い)。この時代の長く発表されなかった録音だからと心配したが、十分に聴けるレヴェル。特にメル・コリンズのフリーキーなサックスの活躍が目立つ。既にメンバー間の確執も表面化していたらしいし、ツアーの後半の方は既に解散が決定してからの契約上の消化試合だったらしいが、特に破綻することはなく(当り前か)、演奏もなかなか。2枚目のソロ抽出はどういうコンセプトに基づいて制作されたのか知らないが、ま、数回聴けば十分かな(笑)。
ネット・ショップにて購入(¥780)
- Label : Discipline Us
- ASIN : B00006RHQW
- Disc : 2