ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live In Tokyo 2015 / Stick Men+

2024年04月12日 | プログレッシヴ・ロック

Live In Tokyo 2015 / Stick Men+ (2015)

キング・クリムゾン(King Crimson)に関わったメンバーが中心のバンド、スティック・メン(Stick Men)。彼らのアルバムは一般的な流通に乗っているものが少なく、ネットによるサイトからの購入が中心なのでなかなか手に入りにくい。こちらは2015年4月にビルボードライブ東京で行われた来日公演のライヴ盤、紙ジャケ2枚組。こちらは当初限定で出た日本盤だが、後になってネット通販のみで「Midori」と題されて別ジャケで世界発売されている。レギュラー・メンバー3人に加え、70年代のクリムゾンに参加していたヴァイオリンのデヴィッド・クロス(David Cross)が参加(なので+)。プロデュースはメンバーのマーカス・ルーター(Markus Reuter)が担当。

お約束のサウンドスケープから始まるライヴは、2枚のCDに2回のショウがそれぞれ収録されている(完全収録かどうかは不明)。超絶技巧の各人が研ぎ澄まされたような演奏を繰り広げるが、トニー・レヴィン(Tony Levin)がチャップマン・スティック(Chapman Stick)、マーカス・ルーターがタッチ・ギターという特殊な楽器を駆使しているので映像が無いとどう弾き分けているのかなかなか想像しづらいのが難点。自分も参加した後年のライヴと比べると歌物が無いだけに余計に印象が残りにくいのかも。デヴィッド・クロスはヴァイオリンとキーボードでの参加。こちらも一部の曲を除いてどのフレーズを弾いているのかは聞き分けにくい。というのも典型的な楽器構成ではないこの特殊なバンドではギターとは思えない音が聴こえたりするので余計だ。ま、このライヴに参加した人だったらありありと思い出せるのかも。

ネット・オークションにて購入(¥861)

  • レーベル ‏ : ‎ ヴィヴィド・サウンド
  • ASIN ‏ : ‎ B01MT9DJOL
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
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大岡屋 @三重県津市

2024年04月12日 | 三重県(老舗)

悪天候の下、三重県津市を訪問。見学に向かったのは旧伊賀街道沿いにある「谷川士清(ことすが)旧宅」。その同じ通り沿いで見付けた和菓子屋「大岡屋」へ入ってみた。創業は文久元年(1861)だそうで160余年もの歴史がある。店に入るとガラス・ショーケースの中に色々な菓子が並んでいる。出てきた女将さんに「士清(ことすが)さんへ行ってきたんですか?」と尋ねられた。そちらのついでに立ち寄る客も多いんだろう。どれがどんな菓子かの情報は持っていなかったので、適当にここのオリジナルだろう品のうち「和訓しおり」「たまむし」「近田山こんださん・白龍」というのを選んで購入した。

家に持ち帰って妻と味見。谷川士清にちなんだ名前の「和訓しおり」は四角い最中種の最中。これは本の形を模しているのかな。照りのあるつぶ餡はしっかり甘く、最中種は薄め。「たまむし」は粉吹いて軟らかい食感の饅頭。中は甘さ控えめの黄身餡。「近田山・白龍」は照りがあり焼きの入った菓子。中は白餡でホロホロの口当り。熱いお茶と一緒に美味しくいただいた。(勘定は¥600程)

 


 

↓ 旧伊賀街道沿いに建つ「谷川士清旧宅」(江戸時代・建造、のち解体復元)。谷川士清(たにがわことすが ←何度名前を聞いても覚えられない・苦笑)は江戸時代中期の国学者で、日本書紀の注釈書や、初の五十音順の国語辞典「和訓栞」をまとめた人物として知られている。建物には著書や文書が展示されている。その功績に比して評価や知名度が低いと案内の方が嘆いていらっしゃった。釘隠しには「真向兎(まむきうさぎ)」(写真下3枚目)も。この生家は町医者だったらしいので産婦人科もやっていたのではと推測されていた(←兎は子沢山の象徴でもある)。

 

 

 

 


 

 

御菓子司 大岡屋

三重県津市八町3-8-16

 

( 三重 みえ 津 つ おおおかや 大岡屋製菓舗 和菓子 もなか まんじゅう たにがわことすが 史跡 日本書紀通証 真向兎 まむきうさぎ 町医者 )

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