岐阜市の粟野に出来た新しい蕎麦屋「蕎麦とゴハン 72%」へ行ってみた。変わった名前の店だが、オープンしたのは去年の6月頃だそう。店は飲食店が入るテナントの1つ。店に入ると麺打ち場があり、主人と思しき粉にまみれた男性が1人。土間にテーブル席が並び、カウンター席や小上がり席もある。自分はどんな店だったか覚えが無いが、元は中華料理屋だったらしい。空いていたので小さいテーブル席に腰掛け、メニューを眺める。あまり事前情報は持っていなかったが、蕎麦の他に呑み用の一品や定食メニューがあったり、曜日限定で”モーニングメニュー”まであるようだ。どうしようか迷ったが、”当店オリジナル”とある店名を冠した「nananiiそば」というのにしてみた。
しばらくして主人によって運ばれた「nananiiそば」は、浅めの鉢に盛られている。メニューに具材が載ってしまっていたのでだいたい想像はついたが、岐阜市民のソウル・フード”「冷やしたぬき」の進化系そば”だそうだ。つまり水にさらしたそばに濃いつゆをかけたもの。炙り煮豚、深煎りごま、のり、にんにく、卵黄、特製ごま油、ネギ、そして天玉がのっている。キンキンに冷えたつゆは色濃いがカエシはさほど強くないもの。早速蕎麦を手繰ってみる。張りがあって硬めの茹で加減。硬さや冷たさのせいで喉越しは良くないが、なかなか旨い蕎麦だ。ただ具材と混ぜ合わせて食べるにはもう少し軟らかい方がいいかも。つゆももう少し温い方が蕎麦や具材との親和性がいいかな。この日は店内も寒かったし。「お好みで酢をどうぞ。」と置かれていたので少したらしてみる。もちろんむせた(苦笑)。なかなか面白い。次は普通の「もりそば」か、温かい種物を頼んでみようか。それとも呑みで使ってみようかな。(勘定は¥900)
岐阜県岐阜市粟野東4-27
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