ある平日の晩、名古屋駅から歩いて向かったのは駅西(太閤通口)の路地にある鮨屋「蛇の目鮨」。この屋号の鮨屋は全国に分布しているが、同じ系統から出ているのかどうかは不明。まだ開いたばかりだろう時間に暖簾をくぐったが、すでに先客が2人程。自分はカウンター席の端に腰掛けさせてもらった。他にはテーブル席が1つと小上がり席が1つ。漬け場にはご高齢の主人。お茶を持って来てくれたのは女将さん。水槽があったり、冷蔵ケースがあったりする昭和な雰囲気だ。創業して60年程で、主人は80を越えていらっしゃるのだとか。取り敢えず酒を燗してもらう。ただこの晩は少しつまみたいだけだったので、すぐに品書きの中からお決まりの「中すし」というのをお願いした。
熱燗はジョカで出てきたが、自分が酒が出てくるのを待っている間にも漬け台に握りが並び始めている。出てきたタネは、まぐろ(赤身)×2、イカ、海老、鯛、カズノコ、鉄火巻×4。握りはやや小さめ。自分はかなり早喰いな方だが、それにしても主人の手さばきが早い。あっという間に「1人前です。」と握り終わった。もう酒は残っていなかったので熱いお茶を淹れてもらい、ポンポンと口に入れていく。旨いがあっけない。店内に貼ってあった写真を見ると、”並”と思しき「御すし」とほとんど内容が変わらないようだったので、やっぱりつまみをいくつか頼んで酒をやり、最後にその「御すし」を握ってもらった方が良かったかも。次はそうしようっと。(勘定は¥2,520)
蛇の目鮨
愛知県名古屋市中村区椿町4-6
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