熱田神宮の東側路地にある洋食屋「大黒亭」へ。こちら日曜休みの店なので自分はなかなか訪れる機会を作れず、この日は祝日を狙っての訪問。その素っ気ない佇まいに”西洋料理”とあるのが”上がる”(笑)。店に入るとこの日は先客が3組、それも1組は多人数だったので一瞬迷ったが、壁の品書き下の土間のテーブル席が1つ空いていたので腰掛けた。見回すとどのテーブルもまだ料理が出ていない状態。高齢の女将さんとは1度目が合ったが、ずっと奥に引っ込んでいて水も貰えていないので注文するタイミングも無く、長期戦を覚悟。座って20分もした頃、やっと水が運ばれたので「エビフライ」と「カレーライス」をお願いした。女将さんがいつものように無造作に紙ナプキンとナイフ、フォーク、スプーンをジャラッとテーブルに投げ出す(←いつもこうなのです・笑)。ジリジリとゆっくり時間が進み、ようやく自分の前の客に料理が配膳されたのでもうすぐかと思いきや、この日はそこからも長かった…。
店に入ってから1時間(!)も過ぎた頃、ようやく「エビフライ」と「カレーライス」が運ばれた。女将さんはマイペースなので特に悪びれもせず(←いつもこうなのです・笑)。「エビフライ」は中サイズの海老が3尾、銀皿に盛られている。付け合わせは千切りキャベツとポテサラ、そしてカットレモン。タルタルソースとかも付いていないので、まずはそのまま。旨い(長く待ったしナ)。そして卓上のソースを垂らしたり、レモンを絞ったりしていただいた。マヨネーズの入っていない酸っぱいポテサラがいい感じ。「カレーライス」は豚の薄切り肉が入ったポークカレー。ポテッとした口当たりで辛さはあまり無い。この味わいはスパイスや旨味の効いた既製品のルーとかは使わず、小麦粉とカレー粉で作ったんじゃないかな。もう他ではあまりお目にかかれない味だ。待った時間のわりにはあっという間に平らげて勘定してもらった。この日はちょっとタイミングが悪かった。ま、行列店で外で1時間待ったと思えば同じか。次は時間をずらして行こうっと。(勘定は¥1,350)
西洋料理 大黒亭
愛知県名古屋市熱田区神宮2-1-16
( 熱田 あつた 熱田神宮 神宮前 伝馬町 てんまちょう 洋食 西洋料理 だいこくてい 戦前 老舗 海老フライ カレーライス ライスカレー )
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