まだ熱田神宮の境内に正月期間限定の屋台が出揃っていた頃に、せっかくここまで来たからと南へ下り、交差点を渡って旧・東海道沿いの和菓子の「亀屋芳広」へ。正月の手土産やお供え目当てだろう客が車で乗り付けては店に入っていく。広い店内のショーケースを見渡したが、歩いて持ち運ぶことを考えると大きな箱は避けたい。そこに「名古屋めぐり」と書かれた詰め合わせがあった。5種類の代表的な銘菓が詰められている便利なもの。これを購入して持ち帰った。
包みの中には”銘菓探訪”と書かれた菓子の紹介栞が入れられていた。「七里の渡し」は網カゴに入れられつぶ餡が詰められた羽二重餅2個。表面にはきな粉がまぶされている。名前はもちろん”宮の渡し”(※)から取られているだろう。「車楽(だんじり)」はどら焼き。表面には山車の車輪の絵柄で焼き印が押されている。「あつたの杜」は抹茶風味のあんこが白くてふわふわの生地に挟まれていて、以前店内でもいただいたことがある。でもその時は抹茶色の生地で挟まれていたような気が…。「有松絞」は滑らかな玉子生地のてっぺんに松の実がちょこんと添えられている。中にはほのかな柚子風味のする白餡。「不老柿」は以前もいただいたことがある。嫁の土産を買っていかない日はこうして1つづつ味見できる詰め合わせは嵩張らないし、とても有難い。数日かけてゆっくり午後のお茶の供にさせてもらった。(勘定は¥710)
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総本家 亀屋芳広 本店
愛知県名古屋市熱田区伝馬1-4-7
( 名古屋 なごや てんまちょう かめやよしひろ 亀屋芳広本店 和菓子 御菓子司 宮の渡し 東海道 宮宿 旧東海道 )
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