ずっと通い続けている岐阜県関市にある食堂「入船」。前回訪問時に女将さんが「えらいで(大変なので)もう閉めるわ。」と仰っていたので心配していたのだが、実際に営業日であるはずの日に何度前を通っても暖簾が出ていなかったので、本当に店を畳まれたと思っていた。ある日仕事で近くに寄った際にふと迂回してまた店の前の道路を通ってみると…暖簾が出ている! もちろん引き返して横の駐車場に車を停めた。
以前と変わらない渋い店内の土間の大きいテーブル席に腰掛ける。壁に貼ってあった色褪せた紙の品書きは消え、卓上にある”メニュー表”のみに。残念ながら好物の逸品「かつ丼」は消えてしまっていた…。揚げる作業を省いたのだろう。でも続けてくれただけで満足。お願いしたのは「焼豚めん」。女将さんのテキパキとした動きは変わらず、調理場と大釜の間を行ったり来たり。
盆にのった「焼豚めん」が完成。「熱いでねー。」と卓に置いてくれた。スープの水面には小振りなチャーシューが10切れ程、赤縁のかまぼこ、メンマ、刻みネギがのっている。脂の浮くカエシ強めの醤油スープに、軟らかめの茹で加減の細縮れ麺。コレコレ。じんわりと滲みる味。もちろん今風の旨味過剰なラーメンとは違うし、バラ肉のチャーシューもしっかりと噛み応えのあるタイプ。でも物足りなさは微塵もない。相変わらず旨かった。(勘定は¥650)
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入船
岐阜県関市大平町2-6
( 関 せき たいへいちょう 太平町 いりふね 麺類食堂 大衆食堂 中華そば ラーメン チャーシュー麺 叉焼麺 )
後はタイミングの問題かな。
>タイミングの問題
そうですね。私も近くにいる時にはよく前を通ってみるのですが、火、水、金、土曜日
であっても閉めている時があるようです。年齢のこともあるので仕方がないですね。
ちなみに記事は5月末訪問時の分ですが、先日土曜日に伺ったら無事営業していらっしゃい
ました。少しでも長く続けて欲しい店です。