長野県飯田市散策。飯田市といえば馬肉が名物。今回、店でいただくか土産で買って帰ろうと計画していたのが「馬のおたぐり」。下処理した内臓を塩茹でにしたものだそう。いくつかの店でも扱っていたが、酒無しでは味気ないと買って帰ることに。訪れたのは通り町(大横町)にある「味の三ツ輪」。店内でもいただけるようだが、持ち帰りだけでもOKのようだ。暖簾をくぐるとテーブル席がいくつか並んでいる。壁に貼った品書きを見ると「キムチ」「チャンジャ」「唐辛子」「マッコルリ」なんてあったので朝鮮系の料理がメインなのかな。女将さんがいらっしゃったので持ち帰りであると告げ「馬おたぐり」を400gお願いした。包んでもらったものを保冷ケースに入れて家に持ち帰る。
家に帰って包みを開けてみた。茹でられたホルモンは”そのままでも”と書いてあったので特に調理せずにつまんでみる。少し黄色い脂身が残っているが丁寧に処理されていて、少し鼻に抜けるクセはあるものの旨い。冷蔵庫で冷やしてあったが特に硬くなったりもしない。一味をかけたりしてパクパクとつまんだ。他の調理もどうかなと、自己流で醤油、味醂、酒、ニンニク、唐辛子で適当に味付けして火入れしてみる。出来上がりをつまむと、意外にもそのままの時より臭みが増幅されて鼻と喉の間に独特の風味が残る。うーん、これは火入れしない方が好みだな。それも時間が経って冷めるとクセが和らぐのが不思議なもの。地元の人達はどうやって食べるのがポピュラーなのかな。(勘定は¥1,200)
↓ 「旧・飯田測候所庁舎」(大正11年・1922・建造)◇。入口の車寄せの屋根は反り返った「照り屋根」と膨らんだ「起り(むくり)屋根」を組み合わせていて「照り起り」と呼ばれるのだそう。昔は窓が上げ下げ窓だったが、現在は引き窓に替えられているそう。屋内は展示室となっていて見学出来る。国の登録有形文化財に指定されている。
↓ 建物横の観測用の「測風塔」(昭和35年・1960・建造)。その前は木造の測風塔だったそう。
↓ 追手町の飯田城跡にある「柳田國男館」(昭和2年・1927・建造、昭和63年移築)◇。元々は世田谷区に書斎「喜談書屋(きたんしょおく)」としてイギリスのコテージ建築様式で建てられたのだそう。柳田の祖先は旧飯田藩士だったとの縁でこちらに移設されたとか。こちらも国の登録有形文化財に指定されている。
味の三ツ輪
長野県飯田市通り町3大横20
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