ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

いとう @岐阜県恵那市

2024年11月26日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県恵那市の中山道大井宿近辺を散策。街道が直角に曲がった”桝形”と呼ばれる道沿いにある、市神神社前の「いとう(伊藤商店)」に暖簾が掛かっていたので寄っていくことに。以前と変わらず主人と母堂でやっていらっしゃる。先客は地元の方。持ち帰りの品を作ってもらっている様子。奥のテーブル席に腰掛けて「お好み焼き 肉・玉」をお願いした。のどかな昼下がり、BGMはFMラジオ。エアコンは無く扇風機のみなので少々暑い。以前はどうだったか知らないが、現在は木曜から日曜の昼営業のみらしい。先客の調理が終わり、主人が丁寧に「お好み焼き」の調理を進める。

しばらくしてジューッとソースが跳ねる音がして「お好み焼き」が運ばれた。マヨネーズはボトルのままテーブルに置かれた。「お好み焼き」は円形でヘラで10片にカットされている。”コーミウスターソースA業務用”の箱があったのでソースはそれかな。表裏の表面はしっかり焼きが入り、中はとろっとした食感。混ぜ焼きタイプなのに肉が底側にあるのが珍しい。玉子は目玉焼き状。軽く腹に入れるつもりが結構な大きさなのでお腹もいっぱいになった。(勘定は¥450)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 街道沿いにある「明治天皇大井行在所(あんざいしょ)」(江戸時代末期建造)。かつては旅籠で、明治13年(1880)に明治天皇が巡幸の際に泊まることになり増改築されたのだとか。戦後は郵便局や役所として使われ民間に渡ったが、現在は当時の状態に復元され地域の交流スペースとして利用されている。

 

 

↓ この欄間の輪が重なった意匠の由来は分かっていないらしいが1枚板から彫られている。御簾の留め具には皇室の菊の紋が。

 

 

 

↓↑ 明治天皇の宿泊時のみ使われたという風呂や便所が残っている。ちなみに大きい方の持ち手のように見えるものは着物の裾を掛ける為にあるのだとか(つまりする時はあちら向き)。なるほど。

 

↓ 施設に隣接する長屋門(建築詳細不明)が移設されている。どうして不明なのか知らないが、大井宿本陣の北門とも、岩村城の城門であったとも言われていたのだそう。現在では本陣の北門という説が有力なのだとか。

 


 

 

焼きそば&お好み焼き いとう (伊藤商店)

岐阜県恵那市大井町113-3

 

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