岐阜県中津川市内を散策した帰り、往路で見付けて気になった手打ちうどんの「追分茶屋」に寄ってから帰ることに。店は峠の途中にあり、前の道こそ広いバイパスになっているが細道と別れる場所にあり、いかにも”追分”といった感じ。駐車場に車を停めて暖簾をくぐる。中は小上がり席が中心で、他にテーブル席が1つ、カウンター席がある。小上がりは満席。カウンターも空いていたのは2つだけだった。昼には遅い時間で、あまり便利な場所では無さそうだけれど盛況だ。年配のご夫婦と手伝いの女性でやっている様子。空いたカウンター席に腰掛け「田舎そば 二段」をお願いした。
しばらくして出された「田舎そば」は黒っぽい平打ちのそば。つゆは徳利にたっぷりと入っていて、刻みネギと大根おろしとわさびが小皿に。つゆを味見してみるとなかなかの辛汁。さっそくそばを手繰っていく。そばは見た目通りゴワっとした口当たりのもの。昔は田舎の方で食べるそばはこういうのが多かったが、最近は田舎でも洗練された細切りの蕎麦の店が増えた。つゆの加減とも合って旨い。最初は1枚で様子を見ようと思っていたが1枚ではちょっと少ないかも。2枚にしておいて良かった。薬味の大根おろしの辛みが強くていい感じ。手付き桶に入った蕎麦湯もいただいて勘定してもらった。(勘定は¥1,030)
↓ わざわざ遠回りして駒場という所にある「付知川右岸用水の円筒分水」(昭和54年・1979・建造◇)へ。円筒分水というのはサイフォンの原理を利用して水を汲み上げ、水路に水を供給する施設。台地など水の確保が難しい場所で均等に水を分ける為に造られたのだそう。こちらは三方向に水が吐き出されている。綺麗な水(中に魚も居た)が大量に湧き出たような感じで、見ていると何だか楽しい。高いフェンスなんかで囲わずに見学出来るようにすればいいのになァ。
手打うどん・そば 追分茶屋
岐阜県中津川市駒場1547-58
( 中津川 なかつがわ おいわけちゃや おいわけ 手打ち 手打 うどん 饂飩 そば 蕎麦 いなかそば 付知川右岸用水の円筒分水工 産業遺産 農業遺産 )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます