ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Yellow Magic Orchestra / Yellow Magic Orchestra

2016年06月19日 | テクノ・デジタル・ダンス

Yellow Magic Orchestra / Yellow Magic Orchestra (1979)

イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra, YMO)のデビュー・アルバム。と言っても最初(1978年)に発売されたもの(写真下)をアメリカでリミックスしている通称「US版」。アメリカで発表するに当たって曲を省いたり、ヴォーカル(吉田美奈子)を足したりしている。自分は次作(もちろんアナログ盤)を先に買って、その後にファースト(US版)を購入。その頃に流通しているものはこちらだったので日本版と米国版の違いは(当時)全く認識しておらず、随分後になってから内容の違いを知り「え?そうなの」と日本版のCDを買った覚えがある。オリエンタル趣味と最新コンピュータ音楽(当時)を分かり易くイメージしていて、ジャケットはシュールな日本版オリジナル(写真下)より断然こちらのUS版の方がいいと思う。

このCDはもちろんアナログ盤の買い直しで、アルファでなくソニーから発売されたもの。当時はもっとフュージョンっぽいイメージがあったが、今聴くとさほどでもない。リード・ギターの入ったライヴの音像と記憶が重なってしまっていたのだろう。思い切りオリエンタル・テイストを加えていることで”尖っている部分”が際立ち、やはり40年近く経った今でも充分に聴くに堪える素晴らしいアルバム。細野氏がイメージした「マーティン・デニーの<ファイアー・クラッカー>を、シンセサイザーを使用したエレクトリック・チャンキー・ディスコとしてアレンジ」という有名な初期コンセプトがなるほどとても分かり易い。ただ田舎の小学生はそんなコンセプトの事などつゆ知らず(もちろん説明されても分からなかっただろうが…)、聴いたことのない音の斬新さに圧倒され、口をポカンと開けて、今これを聴いている自分は「一番ススんでいる」と錯覚したのだった(←小学生の戯言ですが・笑)。

ブックオフにて購入(¥280)

  • CD (2003/1/22)
  • Disc : 1
  • Format: Limited Edition
  • Label : ソニー・ミュージックダイレクト

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