Tokyo Dome In Concert / Van Halen (2015)
2015年に発売されたヴァン・ヘイレン(Van Halen)最期のツアーのライヴ・アルバムは何と2013年の来日公演のうち、6月21日の東京ドーム公演を収録した2枚組。発売当時は音楽ファイルとして所有して聴いていたが、やはりフィジカルで持っておこうと思ってしまう昭和人間。発売当時も思ったが、このツアーは2012年の北米から始まっているので、何で今更?という感じだった。後になって調べてみると、当時はデイヴ(David Lee Roth)在籍時代の音源から別のアルバムが企画されていたが、そちらがポシャったので急遽これが発売となったらしい。
自分は名古屋公演に参加したので、その3日後の公演ということになる。ライヴ現場ではデイヴの日本語MCが大変ウザく(笑)、メロディを崩して歌うのにも閉口したが、こうしてアルバムとして冷静に聴くと…、やっぱりウザい(笑)。東京ドームでも一緒だったようだ。でもこうして聴くと意外と高音も出ているので特に声に難があったというよりは、彼の歌い回しに今ひとつハマれなかったということだろう。2-10「Panama」や2-13「Jump」など、みんなが知っている人気曲で崩されるから余計に…。海外でもこのヴォーカルの評価は賛否両論だったらしい。でもデイヴはこの奔放さも魅力だからなァ(※大ファンなんです)。体調不良が伝えられていたエディ(Eddie Van Halen)の演奏は、それを感じさせないくらい弾きまくっているし、バンドとしてのまとまりもなかなか。でも本音を言うとマイケル・アンソニー(Michael Anthony)の高音コーラスが欲しいところ(→自分はあれも初期ヴァン・ヘイレン・サウンドのキモだと思っている)。これが彼らの最後のアルバムになってしまったのは悲しいが、本当にアーカイヴから音源は発掘されないのかな。81-82年辺りのライヴがそこそこの音質で残っていたら昇天してしまうだろうに。
ネット・オークションにて購入(¥1,067)
- Label : Rhino
- ASIN : B00T38G0Z4
- Disc : 2
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