ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live At The Rainbow '74 / Queen

2020年04月22日 | クラシック・ロック

Live At The Rainbow '74 / Queen (2014)

2014年に発売されたクイーン(Queen)の初期ライヴを収録したオフィシャル2枚組CDをやっと購入。というのもこの音源は昔からブートレグ(海賊盤)では有名な音源。元々クイーンは良い音質のブートが少なく、初期ライヴのサウンドボード(⇔オーディエンス録音)で高音質なものはこのレインボウ公演くらいしか覚えがない。それがようやくオフィシャル発売されたのがこの作品。これでブートは用無しに。CDには同年の2公演(3月と11月)が収められていて、それぞれアルバム「Queen II」と「Sheer Heart Attack」に付随したツアーの公演となっている(アルバムはYou Tubeのオフィシャル・チャンネルで全部聴けます)。

いやぁ、音がいいなァ(←オフィシャルだから当たり前だが、それにしたって40年前の録音)。メンバーが若いという事もあるのだろうが、どれもアルバム・ヴァージョンに準じたとても丁寧な演奏なのが初々しい。レインボウ・シアターのキャパは3,000人位だそうだが、当時のクイーンにとっては決して小さい会場ではなかっただろう。しかも映像収録もあるから特別な公演だったはず。若いフレディ(Freddie Mercury)のヴォーカルはさすがに伸びがよく、高音もばっちり。歌を崩したりしていないので聴いていて気持ちがいい。後追いの自分にはこの頃のフレディの容姿(長髪、ヒゲ無し、ヒラヒラ衣装)がどうにも飲み込めないが、CDなら大丈夫(笑)。「Bohemian Rhapsody」も「We Will Rock You」も無い初期ならではの選曲が今となっては逆に貴重で新鮮。キャッチーになった後期と違ってシアトリカルな曲展開が多く、かといってプログレのバンドほど独りよがりでもなく、ちゃんとライヴ映えしているし演奏力も高い。聴くとすぐにそれと分かるブライアン・メイ(Brian May)のギターってやっぱりすごいなァと再認識。

オークションにて購入(¥815)

  • CD (2014/9/9)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : Hollywood Records

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