ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

アンバー @名古屋市中区・新栄

2024年11月22日 | 名古屋(中区)

ある晩に呑みに訪れたのは以前から入ってみたかった新栄のバー「アンバー」。店の場所を知らなかったのでスマホ頼りにウロウロ。店は商業ビルの2階なのでちょっと分かり辛い。暗い2階通路の向こうに明かりの点いたサインと重厚な扉が見えた。中の見えない初訪のバーの扉を開けるのはいつだって緊張するもの。低いドアを開けて屈みながら店内へ。店内はロウソクの明かりのみなので暗く、最近とみに視力が弱くなっているオッサンには状況を把握するまでに時間がかかる(苦笑)。カウンターの向こうには主人が1人。物腰柔らかく話し易いタイプの方。たまたま先客は居らず。調度も凝っていていい雰囲気。

まずは「ジントニック」をお願いした。チャームが出たか覚えが無いが「ピクルス盛合せ」ももらう。きゅうりやキャベツ、ケーパーなどを摘まみつつ、喉が渇いていたのでジントニックはゴクゴクと呑み干してしまった(大丈夫か)。次はラム・ベースの「X.Y.Z」を。主人がシェイカーを振りショート・カクテルのグラスに注いでくれる。甘いがすっきりとした味わい。こちら”レストラン・バー”を謳っていてドリンク以外にもフードが充実している。夜は食べそびれてお腹が空いていたので「サラミピザ」をお願いした。追加はバーボンの「ベイシル・ヘイデン(ベイゼル・ヘイデン)」をストレートで。小さく細いグラスに注がれたのを口元に持っていくと素晴らしい香り。口をつけてみるが甘さはあまり感じない。水ももらって交互に口に含んでいく。でもピザには合わないや(笑)。こちら鉄板の「イタリアンスパゲッティ」や手作りの「ハンバーグ」もあるようなので、次は最初からこちらに入って食事もしてみようかな。(勘定は¥6,600)

 

Ambre (アンバー)

愛知県名古屋市中区新栄1-6-25 中外センタービル2F

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ バー オーセンティックバー カクテル XYZ Basil Hayden ベイゼルヘイデン ベイシルヘイデン バーボンウイスキー )

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ますき @岐阜県恵那市

2024年11月21日 | 岐阜県(東濃・老舗)

曇天どころかパラパラと雨模様のある日、妻と違って”そんな日は家でゆっくり”、なんて出来ない性分なので、車で岐阜県恵那市まで出掛けてみた。駅前の市営駐車場に車を停めて付近を散策。以前はささっと入ることの出来たみたらし団子の「あまから本店」には長蛇の列が出来ているし、食堂の「ひかり」にも待ち客が。まさかこんな田舎にもインバウンドの波かしら。そちらは避けて向かったのは駅から少し西に歩いた先にある「和洋亭ますき」。元々は「萬寿喜旅館」として大正12年(1923)に創業し、平成になってから「和洋亭ますき」となったそう。店の中に入ってびっくり。中は老若男女の客で大盛況。1人だったので壁に向かった小さいカウンター席に何とか座ることが出来た。注文したのは「たまごとじ味噌カツ丼」。

喧騒に囲まれて落ち着かないが、しばらくして盆にのった「たまごとじ味噌カツ丼」が運ばれた。味噌汁と漬物付き。もうメニュー名で大体どんなのか想像がついてしまっているが、蓋付きの丼にはぎっしりとカツが敷きつめられ、玉ねぎの入ったつゆが玉子でとじられて煮込まれている(多分)。さっそく箸でカツを持ち上げてまずひと口。玉子をとじたつゆはやや多めで濃いめの味わい。次はごはんと一緒に持ち上げいただいていく。旨いカツ丼ではあるが、つゆが濃いので味噌の存在が埋もれてしまっていてなかなか感じ取ることが出来ない。ちょっと拍子抜け。せっかく”味噌”と謳っているのでもっと味噌の風味を前面に出した味を食べてみたかったなァ。(勘定は¥1,070)

 


 

↓ 店の横の路地にあった旅館跡(建築詳細不明)。旧・国鉄の駅周辺のこの界隈、昔はこういう旅館がひしめいていたんだろうなァ。

 

↓ 食後は「中山道広重美術館」へ。浮世絵が好きで広重の画集などを集めているので定期的に立ち寄っている。ただ残念ながら本物は1枚も持っていない。やはり本物の浮世絵は画集で見るものと違ってテクスチャーの違いも感じられて別物。

 


 

 

和洋亭 ますき (ますき本店

岐阜県恵那市大井町245-12

 

( 恵那 えな ますき ますき本店 わようていますき 満寿喜旅館 和食 洋食 食堂 レストラン みそかつ丼 たまごとじみそかつどん 味噌カツ丼 亜種 かつ丼 廣重 )

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ポインセティア @岐阜県岐阜市 (2)

2024年11月20日 | 岐阜県(岐阜)

土曜の昼、仕事途中にある喫茶店で昼食を摂ろうと立ち寄るも、無情の「本日終了」の掲示。急遽そこから遠くないこちら岐阜市領下にある「ポインセティア」へ。沢山車が停まってるなと思ったが、中に入るとかなりの盛況ぶり。座ることこそ出来たが、”人員不足の為、提供が遅れる”旨の貼紙があり、他のテーブルを見ても片付けが全然間に合っていない状況。嫌な予感…。置いてあるメニューも表のボードに載っていたはずの品は見当たらず、ランチメニューのみ。給仕の女性も客席が見えていないようで、自分より後に入った客に先に水を出して注文を聞き始めたので、こちらから立って厨房まで歩いて行って注文した。注文したのは当初の希望とは違う「イタスパ(鉄板)」。

時間の制約があったので無難な品にしたつもりだったが、結局30分以上もかかって調理担当が直接「イタスパ」を運んできた。ミニサラダ付き。タバスコのみで粉チーズは置かれなかった。スパゲッティは四角い鉄板(ステーキ皿)に盛られていて、玉子液は周囲に流し込んである。たっぷりのケチャップが使ってあり、具材はベーコン、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームといったところ。スパゲッティは普通の太さ(1.6mm位か)。ケチャップ味が濃いので酸味がやや目立つ味わい。後客がひっきりなしに入って来るし、自分の時間の制約もあるのでササッと平らげて席を空けた。飲食店の人不足はかなり深刻で、それ故に営業を止める店もあるそうだが、この人気店でもそうだとは。大変だ。(勘定は¥730)

以前の記事はこちら (1

 

喫茶 ポインセティア

岐阜県岐阜市領下3-73

 

( 岐阜 ぎふ りょうげ ポインセチア 喫茶店 レストラン 喫茶レスト 洋食 ランチ スパゲッティー 鉄板スパゲティー イタリアン イタリアンスパゲティー )

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コモ @名古屋市中区・栄 (2)

2024年11月19日 | 名古屋(中区)

栄(さかえ)に居た際に昼食が遅くなり、飲食店が中休みの時間になってしまったので丸栄スカイルの9階に上がり、スパゲッティの「コモ」へ。創業は昭和31年(1956)で元々は丸栄裏の松竹小路にあったのだそう。少し前に新栄に支店が出来て、そのうち寄ろうと思っていたが、先日行ったらもう店が無くなっていた。HPが出来たり、店頭に若い男性(中の人だそう)を使ったポスターなんかも貼ってあるのでブランディングを進めているのかな。店に入ると給仕の年配女性が2人。名物ママの姿は見当たらない。お願いしたのは「シガツ」。夕飯に響きそうだったので”少なめ”でお願いした。

ずっと以前はどんな品か説明書きの無かった「シガツ」。今ではご丁寧にもメニューに「ドライカレーとソーセージと野菜」との説明書きがある。さほどかからず提供された「シガツ」はスパゲッティ自体はカレー風味。具材は玉ねぎ、ピーマン、ソーセージ、玉子。”少なめ”なので220g(多分茹で後)。店の中に「ボルカノ・スパゲッチ」(※日本最古のパスタ・メーカー)のNo.15の箱が沢山あるので使っているスパゲッティはこれだろう。こちら特有のソースはスパゲッティの下に。まずは混ぜずにカレー味のスパゲッティを楽しみつつ、後から胡椒辛く塩辛いソースを絡めていただいた。さすがに220gだとちょっと少ないが、小腹に入れるにはちょうど良かった。(勘定は¥750)

以前の記事はこちら (1

 

あんかけスパゲティ コモ

愛知県名古屋市中区栄3-4-5 丸栄スカイル9F

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ コモ あんかけスパゲティコモ 本店 マルエイスカイル あんかけスパ あんかけスパゲッティー あんかけパスタ )

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松竹大歌舞伎「ご挨拶」「双蝶々曲輪日記・引窓」「身替座禅」@岐阜市・岐阜市民会館

2024年11月18日 | 歌舞伎・文楽

松竹大歌舞伎「ご挨拶」「双蝶々曲輪日記・引窓」「身替座禅」(11月15日・岐阜市民会館大ホール)

 

秋の巡業公演、岐阜市で開催された松竹大歌舞伎へ。今回は若い中村隼人が全ての幕に登場するという。テレビドラマやバラエティにも出演する若手の人気者。自分は1度観たことがあるだけかな。にもかかわらず会場は開演時に1階席がやっと半分くらい埋まる程度の相変わらずの客入り。岐阜っていつもこうなんだけれど、宣伝が行き届かないのか、そもそも岐阜の歌舞伎人気が低いのか。妻はドラマの方で知っているらしく「あんなに人気なのに…。」と呆れていた。

一幕目は中村隼人による「ご挨拶」。客席後方から登場した化粧前の隼人だが、シュッとしてもうかっこいい(笑)。客をくすぐりながら次の幕の話の筋を分かりやすく解説したり、スマホの電源を切るきっかけを作るためか撮影タイム(写真下)を設けたりする趣向も。話上手だし、愛想もいいし、イケメンだし。そりゃ女性ファンが放っておかないわな。

「双蝶々曲輪日記」の引窓は人を殺めた相撲取りが実家の実母を訪ねる場面。実子よりも養子として迎え入れた者を大事にするという当時の人間関係を絡めながら物語が進んでいく。この辺りの事情を予習していかないとこの物語の人間模様はしっかり捉えられないので歌舞伎の観劇には予習が大事。当時は許されなかったろう罪人を逃がすやり取りは、そういう時代だったはずだけに余計にジンとくる。地元岐阜県の中津川出身の笑太郎が嫁役で好演。

歌舞伎で人気の演目と言えば狂言の「花子」を題材とした「身替座禅」。何度も観ているが理屈抜きで楽しめるし、役に就く役者の個性で雰囲気が変わるので楽しい。今回は、中村隼人が浮気者の山蔭右京。イケメンだけに”優男(やさおとこ)”っぷりがぴったりで、台詞の度に客席から笑い声が上がる。奥方”山の神”を演じるのは錦之助。わざと中途半端にした化粧が醜女を強調していていい感じ(笑)。楽しい幕で終了。中村隼人が大活躍の公演だった。

 


一、ご挨拶(ごあいさつ)

中村 隼人

二、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)引窓

南与兵衛後に南方十次兵衛 中村 隼人
女房お早         市川 笑三郎
平岡丹平         中村 蝶一郎
三原伝造         上村 吉太朗
母お幸          上村 吉弥
濡髪長五郎        中村 錦之助

岡村柿紅 作
三、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)

山蔭右京   中村 隼人
太郎冠者   市川 青虎
侍女千枝   上村 吉太朗
同 小枝   上村 折乃助
奥方玉の井  中村 錦之助

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MA-LU-MA @岐阜県各務原市

2024年11月18日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに通った道に”ペルー喫茶”という気になる文字を発見。日を改めて訪れたのは岐阜県各務原市の「マ・ル・マ」。昨年の12月頃にオープンしたのだそう。ペルーといえば同じ各務原にペルー料理の店があるが、この地でペルーの方が増えているのだろうか。店はいちょう通りから少し南に入った六軒駅近くにある。店の横に駐車場があったので車を停めて入ってみた。店内はテーブル席が3つに小さなカウンター席とこじんまり。ラテンの陽気な音楽がBGMで、たぶんあちらの方と思しき年配の女性1人。普通に話し掛けられたが全然分からない(苦笑)。そこで身振りを交えてここで食べていくことを告げてメニューを見せてもらった。あちらで実際そうなのか知らないが、ハンバーガーとサンドイッチ、チキンなどがメイン。どれがペルーでメジャーな品なのか知らないが「ロモ・サンド(PAN CON LOMO)」というのをお願いしてみた。ドリンクは以前も飲んだことのある「インカコーラ」。

パパッと出てくるのかなと思ったら奥から盛大な炒め音が聞こえてきた。いい匂いも漂ってくる。奥で声がするのでキッチンに立っているのは別の人だろう。グラスと氷、そしてペルーでのシェアがNo.1という瓶のINCA KOLAが供され、「ロモ・サン1ド」が運ばれた。サンドイッチはペーパー・バッグに入れられていて、軟らかめのパンに細切りの牛ヒレ肉、紫キャベツやパプリカなどが挟んである。バルサミコ醤油で炒めてあるのだそう。味付けは思ったよりも濃くなくあっさり。肉の歯応えもしっかり感じられてなかなかに旨い。付け合わせはフライドポテト。インカ・コーラは微炭酸でかなり甘いのでこの細い瓶くらいの量で充分。これがペルー人には合うのかな。店のインスタを見るとメニューに無い料理が沢山載っているので、地元の人の注文によって色々作ってくれる店なのかも。次は「papa rellena de lomo salfado(ペルー風コロッケ)」を食べてみたいナ。(勘定は¥1,000)

 

ペルー喫茶 MA-LU-MA

岐阜県各務原市蘇原柿沢町3-1-28

 

( 各務原 かかみがはら かがみはら ma.lu.ma.fountain ペルー喫茶マルマ マルマ サンドウィッチ ハンバーガー テイクアウト 喫茶店 モーニング )
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正盛 @名古屋市西区・浅間町

2024年11月17日 | 名古屋(中村区・西区)

鶴舞線の浅間町駅から歩いてすぐの美濃路沿いにあるそば料理の「正盛(せいせい)」へ。以前に訪問した「いち寅」のすぐ裏手に当たる。そばといっても所謂”趣味蕎麦”の店ではなく、そばを中心とした麺類食堂といったかんじ。80年代半ばに出版された古いガイドブックにも載っているので、少なくとも40年近くは歴史があるはず。年配の夫婦と給仕女性の3人でやっていらっしゃるのかな。店内は小上がり席が3つにテーブル席が3つ。小上がり席に座らせてもらった。外は暑かったが店内の冷房が弱めなので汗がなかなか止まらない(訪問9月末)。先客は老人グループが一杯やっていたり、サラリーマン風の客が連れ立って来ていたりと満席の盛況。給仕女性に「ざるそば」をお願いした。

さほどかからずせいろに盛られた「ざるそば」が運ばれた。そばには刻み海苔が散らしてある。別皿の薬味は、刻みネギ、うずらの卵、天玉、ねりわさびと豊富。つゆは徳利に入っていて猪口に注いで啜ってみると、濃いめの甘めという古(いにしえ)の東海地方仕様。そばの麺肌には粒がみえるが口当たりはつるんとしている。しっかりと冷水にさらされていて喉越しも良い。途中でつゆにうずらの卵を溶いてみた。これがあると(東海地方の)そば屋って感じるのはオッサンあるあるかな(笑)。次はご老人方のようにつまみと酒から始めてみたいナ。(勘定は¥770)

 

そば料理 お食事処 正盛

愛知県名古屋市西区浅間1-4-14

 

( 名古屋 なごや 浅間町 せんげんちょう そば 蕎麦 ざる蕎麦 せいせい 麺類食堂 うどん 美濃路 )

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ハーモニィ @愛知県一宮市 (2)

2024年11月16日 | 愛知県(尾張)

まだまだ暑かった9月、愛知県一宮市周辺を車で移動していた折り、ちょっと冷たいものが食べたいなと一宮駅の南側にある「だるまや」に寄るも高架下の駐車場が埋まっていた。ならばとちょっと移動してジェラートの「ハーモニィ」へ。店の横に車を停めて店内に入ると家族連れで賑わっていた。家族の注文が終わるのを待って自分の番に。「ワッフルⅡ」(ワッフルコーンに2種)を選んで、ショーケースの中から「すいか」と「モカパイパイ」を選ぶ。最初主人に「すいか」はくっつきにくいからワッフルでは出来ないと言われたが、下を「すいか」にしていいなら出来るとのことで、特にこだわりはないのでそうしてもらう。この日のひと口サービスは「ラムチョコ」。

勘定してもらい店内で食べていくことに。窓向きのカウンター席に座っていただく。「モカパイパイ」は中にパイ生地が混ぜてあり、サクサクとした口当たりがいい感じ。「すいか」はさっぱりとした味。どちらも旨い。ただひと口サービスでもらった「ラムチョコ」がかなり気に入ったので次はそれにしてみようっと。(勘定は¥460)

以前の記事はこちら (1

ハーモニィ

愛知県一宮市北園通1-3-1

 

( 一宮 いちのみや ハーモニー ジェラート イタリアン・ジェラート アイスクリーム アイス・クリーム )

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植木屋 @岐阜県岐阜市

2024年11月16日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

バスで移動していたある休日、ふと思い立って岐阜公園に行ってみた。織田信長像のある正面(?)から入るのは初めてかも(笑)。まだまだ暑い日が続くので歩いていると汗だくに(訪問9月半ば)。強い日差しを避けてちょっと休憩に寄ったのは公園内の茶屋、創業大正5年(1916)という「植木屋」。ずっとこの公園と共に歩んできたんだろうなァ。店に入ると先客はかき氷を食べている家族の1組のみ。店は現在5代目だという年配のご夫婦で賄っていらっしゃる様子。店内に冷房は無く小型の扇風機が回っているのみ。暑い。テーブル席に腰掛け「とうふ田楽」をお願いした。ついでに酒も。

出てきたのは冷蔵のワンカップ大関。グイっとやっていると、しばらくして表で焼いた「とうふ田楽」が運ばれた。赤い塗りの田楽箱に6本。最初から山椒粉が振られている。串をつまんで口に入れると甘辛い田楽味噌の風味でいっぱいになる。豆腐の焼きはやさしめ。なのでつるんとした口当たり。豆腐、酒、豆腐、酒とやってワンカップを空にしてごちそうさま。次はおでんのある季節に寄ろうかな。(勘定は¥1,030)

 


 

↓ 岐阜城とロープウェーがある金華山(写真下左)と岐阜公園内の池。いま写真を見ると爽やかだが、訪れた時には9月とは思えぬフラフラになるくらいの酷暑だった。

 

 


 

植木屋

岐阜県岐阜市大宮町1-7 岐阜公園内

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜公園 ぎふこうえん きんかざん 岐阜城 うえきや 茶屋 茶店 でんがく とうふでんがく 豆腐田楽 菜飯 なめし )

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多門亭 @名古屋市中区・新栄

2024年11月15日 | 名古屋(中区 老舗)

新栄(しんさかえ)にある蔦が絡まる鰻屋「多門亭」へ。HPに創業して120年で現在3代目という記述があるが、後で調べてみると10年程前の何かの記事にもうすぐ”90年”とあったので実際の創業年は不明。どちらにしろ長い歴史がある。何年も前に伺ったことがあるが、その時は満席で断られてしまった。この日は口開けの時間に店に到着。相変わらず店は緑に覆われ入口は見えない程。らしき場所の奥に入ると玄関口に赤い暖簾が掛かっていた。中は入口で靴を脱いで上がるいかにも昔の料亭風情な建物。以前は別の入口(写真下3枚目)から入ることが出来た土間のある客席に案内された。席は小上がり席が4つのみ。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。以前は天ぷらなどの品も扱っていたが、今は鰻だけのよう。丁寧な物腰の女将さんに「特製うな重」と「ビール小瓶」をお願いした。

まずはビールの小瓶(アサヒ・ドライ)が出されたのでグイッと。ここまで歩いて来るだけで汗をかいていたので堪らない(訪問9月末)。そしてしばらくして「特製うな重」が登場。盆の上の蓋付きの重箱で、肝吸いと漬物4種が付いている。少なめの品を選んだので鰻は3切れ程。濃いめのたれを纏った鰻はもちろん地焼き。旨い。お重なのでご飯が浅いこともあってたれは少々多めに感じるが、印象は選ぶサイズによって変わってくるかも。普段鰻を食べる時にお重は選ばないのでちょっと新鮮(重の良さはまだよく分からないが)。目の細かい山椒粉も使って綺麗に平らげた。(勘定は¥2,750)

 

 

うなぎ・ひつまぶし 多門亭

愛知県名古屋市東区東桜2-15-22

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ たもんてい たもん亭 鰻 鰻丼 うな重 鰻重 うなじゅう  )

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