一昨日(6/11)は定例の「風鈴会」の日、今回の講座のテーマは「利かし」でした。
一口に「利かし」といってもケースが色々あるようです。
「相手の固い所はさらに固めさせる」、「様子見の手で相手の出方をうかがう」、など「利かし」の石を利用し以降の作戦を有利にもっていく、というようなことでしょうか。(説明になっていないかも・・・)
「利かし」を自在に使えれば高段者だと思いますが、使用法を誤ると一気に劣勢に陥ります。
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囲碁用語には結構あいまいな表現がありますが、「利かし」などもその一種だと思います。
日本語であいまいな用語を翻訳する場合はさらに苦労するでしょうね。「利かし:forcing move」
★以下「関東弁護士会連合会HP/わたしと司法/棋士:小林千寿」より抜粋
○囲碁という特殊な世界だと,なかなか翻訳しにくい言葉とかあるんですか。
小林さん ありますよ。(以下中略)
囲碁で「利かし」という用語がありますが、日本語の利かしは、良い交換の先手を「利かし」っていいますが、自分が打って相手が受けたために自分が損することも多いんですよ。それは、利かしと言わずに、私は「ウェスタン・きかし」とか言って、冗談をまじえて伝えたしました。