◆書籍紹介
・書籍名:囲碁文化の魅力と効用
―昔と今 碁打ちの物語―
・出版社:日本評論社 ・著者:藁科満治
・発行年月 2008年12月
■内容紹介
・囲碁の持つ魅力が注目され、教育現場でも導入されている。
囲碁を愛してやまない著者が囲碁の効用と魅力、その歴史
を縦横に綴った囲碁讃歌。
◇ ◇ ◇
著者の藁科氏は労働界から参議院議員を経験された著名人で、囲碁の造詣も深く、囲碁への愛着、囲碁界の発展に対する熱意が感じられます。
囲碁の歴史や文化論は他の囲碁書籍からの参照が多くあまり新鮮味はありませんが、新しく興味を持った方には参考になると思います。
後半の「碁界は大転換期」、「教養・感性教育に『囲碁文化』を活用」は現時点での日本囲碁界や荒廃した社会の問題点を変革したいという期待を込めた内容で、著者の意気込みが感じられます。
ただ具体策にもう少し踏み込んだ記述があればと思いますが、難問ですね。