第34期棋聖戦七番勝、山下敬吾棋聖と挑戦者、張栩三冠の第4局は2月18日、19日、神戸市で行われ、白番の山下棋聖が7目半勝ちし、通算成績を1勝3敗とした。
第5局は2月25、26日、静岡県伊豆市の玉樟園新井で行われる。
<山下棋聖の話>
4連敗しないで良かった。中央の白が死にそうになったが、辛抱して勝った。1局1局を頑張るしかない。
<張三冠の話>
難しい碁で形勢判断ができなかった。中央を攻めた時はよくなったかとも思ったが、なかなか勝ちは見えなかった。
(読売新聞より抜粋)
「山下反撃、難戦制し張から初白星」、「張 猛追するも届かず」
(週刊碁見出しより)
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カド番の山下棋聖、終盤できわどい場面もありましたが粘って初勝利。時間との戦いがポイントのようです。
棋聖位奪取に王手をかけた張栩・挑戦者、中盤では劣勢との評でしたが、終盤から混戦に持ち込む粘りはさすがと云えます。
本シリーズ、山下棋聖にとっては1-3とカド番の状況が続きますが、主催者や多くの囲碁ファンは7局目までいってほしいと思っているのではないでしょうか。山下棋聖の健闘を期待します。
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今回の対局地は神戸市の有馬グランドホテル。
有馬温泉は日本最古の温泉地と云われ、温泉ランキングでもベスト10に名を連ねているようです。
人気のある温泉も目的、設備、周辺の見所など、その人の視点によって変化するでしょうね。個人的には静かな自然の中で、ゆったりとリラックスできるような癒し系の温泉がいいと思いますが・・・。
最近、テレビなどの影響で「秘湯」が注目されています。交通の便が悪く、徒歩でないと行けないような秘境にある場合が多いようです。
マニアックな傾向も程度問題のような気がしますね。