日本・中国・韓国による3カ国の勝ち抜き戦、「第9回正官庄杯世界女子囲碁最強戦」は3月28日に韓国・ソウルで最終第14戦が行われ、韓国の朴鋕恩九段が中国のゼイ廼偉九段に白番中押し勝ちして2大会連続4回目の優勝を決めた。
韓国チームは第1ラウンドで文度媛二段が大会新記録の7連勝を果たして優位に立ち、中国チームは主将のゼイ九段が3連勝で追い上げたが最終戦の主将対決を朴九段が制した。
日本チームは吉田美香八段の1勝のみに終わった。
(日本棋院HPより抜粋)
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最終戦の主将対決で韓国・朴鋕恩九段が中国・ゼイ廼偉九段を破り、韓国チームの優勝となりました。
総成績は、韓国:9勝4敗、中国:4勝5敗、日本:1勝5敗。日本勢(青木、知念、向井、鈴木、吉田)は吉田八段の1勝のみと寂しい結果となりました。
本棋戦の結果、「週刊碁」では小さな記事で、よく見ないと見逃すほどです。
日本不調とは云え、もう少し大きく扱ってはどうかと思いましたね。
団体勝ち抜き戦では少し前(10/18~1/21)に「第12回農心辛ラーメン杯/世界囲碁最強戦」があり、こちらも韓国チームが7勝3敗で優勝、中国:4勝5敗、日本:2勝5敗。
日本勢(井山、坂井、羽根、高尾、結城)は高尾九段が2連勝と健闘しましたが、あとが続きませんでした。
世界戦も中韓の二強に日本、台湾などが加わって、混戦模様になるともっと盛り上がりますね。
悔しいことですが、中韓も日本の活躍を待っていることでしょう。