「今村”手厚く”ゴール」、「鈴木 必死の追い上げ及ばず」
(週刊碁見出しより)
6/12放送のNHK杯は女流棋士3番手として登場した鈴木歩・六段と、関西棋院の今村俊也・九段の対戦でした。
結果は今村九段が、攻めを基調とした巧みな打ち回しでリードし、着実に逃げ切った一番でした。
鈴木六段としては自己の持ち味が発揮できず、不完全燃焼の一局のようでした。
今期の女流参加棋士4名(謝、向井、鈴木、吉田)のうち、謝さんは1回戦で瀬戸七段を破りましたが、向井さん、鈴木さんが敗れて、残るは吉田美香八段(加藤充志八段と対戦)となりました。
男性陣の壁は厚いものがありますが、善戦を期待しましょう。
初出場は、鈴木伸二三段、三谷哲也七段、向井千瑛四段、林漢傑七段の4名が出場。
林七段が6/19の放送で柳九段を破りましたが、あとの3名は敗退となりました。
テレビ棋戦では、場慣れした棋士が優勢のようですね。
昨期はベテランの武闘派・宮沢吾郎九段がベスト4に進出し、話題になりました。
今期の「台風の目」は誰でしょう・・・。