第36期棋聖戦挑戦手合七番勝負第3局が2月1日、2日に石川県加賀市で行われた。結果は黒番の高尾九段が張栩棋聖に半目勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝1敗と一歩リードした。第4局は2月15日(水)16日(木)に京都府京都市「吉田山荘」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「高尾2勝、張の猛追 半目かわす」、「土俵割らぬ張、しぶとい粘りも逆転ならず」
(週刊碁、見出しより)
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張栩棋聖といえば「地に辛い、コウに強い」が特長ですが、本局では逆の展開となりました。
張棋聖の白模様に高尾九段が地で対抗という戦型。高尾九段が難解なコウ争いを制して2勝目を引き寄せました。
高尾九段の粘り強い戦いぶりが印象に残りましたね。
NHK/BS-Pのタイトル戦中継、解説者は羽根・碁聖。解説は明解、話し方も誠実な人柄が伝わってくるようでした。解説者としても超一流ですね。
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今回の対局地は石川県加賀市の山中温泉「厨八十八(くりややそはち)」。読み方がムズですね。
加賀市は、石川県の南西に位置し、福井県と接しているとのこと。
あまり馴染みのない印象ですが、1958年(昭和33年)に市が誕生ということなので、50年以上になるんですね。
山代、山中、片山津の三つの温泉を有する全国有数の温泉地だそうですが、関東圏からだとやや不便な感じです。
BSのタイトル戦中継で、周辺の雪景色を映していましたが、大変な量の雪が積もっていました。
北陸地方は「暮らしやすさランキング」で上位を独占しているようですが、大雪には苦労するでしょうね。