第36期棋聖戦挑戦手合七番勝負第4局が2月15日、16日に京都市で行われた。結果は黒番の張栩棋聖が高尾九段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。第5局は2月23日(木)24日(金)に静岡県伊豆市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「張栩タイに、高尾の堅陣に侵入成功」
(週刊碁、見出しより)
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中盤に入るあたりからヨセの手が出るなど細かな攻防の中、張棋聖の気迫の反撃に高尾九段の妥協が勝負の分かれ目のようでした。
これで七番勝負は残り三番勝負に、高尾九段の疲労度が気になります。
NHK/BS-Pのタイトル戦中継、解説者は関西棋院の横田茂昭・九段。明解な解説と朴訥とした話しぶりがナイスでした。
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今回の対局地は京都市左京区の「吉田山荘」。元宮家の別邸でいまは料理旅館だそうです。
京都を舞台にしたテレビドラマに「京都迷宮案内」というのがありました。
橋爪功さん扮する新聞記者が、日常のさりげない出来事を分解するようなストーリーでしょうか。
「チョイ悪」で「C級サラリーマン」、それでもどこか憎めない遊軍記者に共感する部分もあったように思います。
テレビ朝日系列のこの時間枠は「おみやさん」「京都地検の女」「科捜研の女」など、京都を舞台に大人でも楽しめるドラマですね。