「週刊碁」の「棋士の本棚」というコーナー、今週(第28回)は三谷哲也・七段の「孤高の人(新田次郎・著)でした。
三谷さんは、山に登ると気持ちが沈んでいる時でも苦労して山頂に立つとネガティブな思いが消え、前向きな気持ちになるということでした。
私もこの本は20代の頃に読みましたが、主人公・加藤文太郎の生き方に共感を覚えたものです。加藤文太郎の登山はそのほとんどが単独行でしたが、この単独というスタイルが独特なんですね。
新田次郎の作品では他に「銀嶺の人」「八甲田山死の彷徨」「聖職の碑」などを読んだ覚えがあります。
この頃は山岳小説と並行して山登りにも熱を入れていたのですが、所帯を持つ頃から遠ざかってしまいましたね。
三谷七段の山登りの記事、「月刊・囲碁未来/10月号」の「私の気分転換」というコーナーにも載っていました。
内容も似たようなところがあり、日本棋院・出版部も発行時期をずらすとかの配慮もあっていいのでは・・・。
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現在、テレビドラマ「サマーレスキュー/~天空の診療所~」が放映されています。
ストーリーより山の風景、山小屋の雰囲気などに目を奪われます。
テレビはあまり見ない方ですが、山岳関係のテーマにはついチャンネルを合わせてしまいますね・・・。