天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第37期名人戦第1局/山下が先勝!

2012-09-03 21:59:43 | プロ棋戦

山下敬吾名人に羽根直樹九段が挑戦する、第37期名人戦七番勝負第1局が8月30日、31日に東京都文京区「椿山荘」で行われた。結果は白番の山下名人が中押し勝ちを収めシリーズ先勝となった。第2局は9月20日、21日に北海道・上川郡「朝陽亭」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「山下先制打、最後は攻めの山下」 「羽根痛恨 突然の終局」
     (週刊碁見出しより)

      ◇  ◇  ◇

中盤までは攻めの羽根、シノギの山下と持ち前の棋風とは逆の展開でしたが、後半から山下名人が攻勢をかけ押し切った一局でした。
「フルスィング・山下」、序盤は忍でしたが後半で剛腕をふるいました。
「忍の貴公子・羽根」、序盤から攻勢をかけましたがコウ争いで景色が変わったようです。

朝日新聞の囲碁欄、現在は本シリーズの挑戦者決定戦プレーオフ(羽根・井山戦)が掲載されています。
通常はこの第1局が載っているハズですが、第2局は9月20日、21日と3週間の間があるので引っ張っているのでしょうね。
このプレーオフでも羽根九段は中央志向の模様の碁を打ち、井山四冠を撃破しました。忍の棋風に変化があったのか・・・。

       ◇  ◇  ◇

今回の対局地は東京都文京区「椿山荘」。明治の元勲、山縣有朋のお屋敷だったとのこと。
明治から戦前までの政治家はかなり財力もあったようで、歴史的な邸宅を多く残しています。
現在では、政治家=富豪という構図は反感を買われるようですが、何が変わったのか・・・。

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