第37期名人戦七番勝負第2局が9月20日、21日に北海道上川郡の層雲峡で行われた。結果は白番の羽根九段が山下名人に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を1勝1敗のタイとした。第3局は9月27日(木)28日(金)に宮崎市「シーガイア」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「羽根本領、気迫の完勝譜」 「山下、持ち味出せず」
(週刊碁見出しより)
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タイに戻した羽根九段。冷静で的確な打ち回しが冴えた一局でした。
敗れた山下名人。封じ手の段階では名人ペースかと思われましたが、その後は堅過ぎとの評でした。
名人戦1局目~2局目の間、山下名人は日中韓・名人戦で残念な結果でした。一方の羽根九段も王座戦挑戦者決定戦で井山四冠に敗れ、両雄とも気分一新で臨んだことでしょう。
このところイマイチぱっとしない山下名人ですが、第3局以降の流れはいかに・・・。
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今回の対局地は北海道上川郡「層雲峡・朝陽亭」。訪れたことはありませんが、迫力ある滝や渓谷、豊かな自然に温泉など見どころが多いようです。
全国に△△峡、△△渓谷などたくさんありますが、2度目も行ってみたいと思うところはわずかでしょうね。
個人的に記憶に残った渓谷と言えば富山県の黒部渓谷でしょうか。剣岳登山の途中でした。切り立った断崖の細い一本道を歩く恐怖、景観に感動する余裕はなかったですね・・・。