張栩棋聖に井山裕太本因坊が挑戦している、第37期棋聖戦七番勝負第1局が1月17日、18日に沖縄県那覇市で行われた。結果は白番の井山が5目半勝ちをおさめ、シリーズ先勝となった。
(日本棋院HPより抜粋)
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今年最初の大一番、棋聖戦が始まりましたね。初戦は井山五冠が難戦を制しました。
序盤は張さんの黒模様が大きく優勢との評、中盤では井山さんのシノギが冴え反攻。終盤のフリカワリで張さんの判断に疑問があり、井山さんの勝利が確定したようです。
本シリーズ、張さんが防衛すれば四連覇ですが、負ければ無冠と厳しい状況です。
一方の井山さんが奪取すれば、史上初となる六冠とグランドスラムの大記録樹立となります。
両者決死の頂上対決ですが、昨年までの勢いからすると井山さん有利でしょうか。
第1局では張さんに悲壮感のような雰囲気がありましたが、今後の行方は・・・。
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今回の対局地は沖縄県那覇市の「ハーバービューホテル」。
本局の立会は沖縄出身の時本壱・九段、早打ちで有名ですね。
他に沖縄出身の棋士としては、新垣武・九段、下地玄昭・六段、知念かおり・四段、新垣朱武・九段がいます。
いずれも熱血棋士のイメージですが、どうでしょう・・・。
沖縄は基地問題、領土問題などの問題を抱えており、不満の声も多いように思われます。
それでも地元を離れないのは、郷土愛が強いのでしょうね。