「週刊碁/棋士の本棚」というコーナー、先月中旬の回(第35回)は向井千瑛・五段の「一瞬の風になれ(佐藤多佳子・著)」でした。
高校陸上部の短距離選手を主人公にした青春小説です。
・向井さんの書評より抜粋
「ちょっと気持ちが落ち込んでいう時に読むといい本かもしれませんね。心が温まって元気がもらえ、人生に対して前向きになれる・・・」
「たそがれ世代」が読むには気恥ずかしい気もしますが、イキのいい高校生の熱い思いが伝わってきます。
主人公の直球感覚に羨ましさを感じますが、顧問の先生がいい味を出しています。生徒と友達目線で指導する姿勢に共感しますね。
運動部の「体罰」がニュースになっていますが、「勝つこと」に執着すると弊害も出るような気がします。
「週刊碁/棋士の本棚」を見て、プロ棋士もいろいろな本を読んでいるんだと感心しました。
桑原陽子・六段推薦の「阪急電車」、これも傑作だと思いましたね。
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2012-10-25/棋士の本棚(桑原陽子・六段)/阪急電車
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高校生の部活の情景、まぶしいですね。私の場合、ほとんど無関係でした。
田舎の小さな中学校では部活らしいものはなく、高校でも活発な部に入る雰囲気ではなかったように思います。
クラスメートが、部活の話を楽しげにしているのを羨ましく感じることもありましたね。
それでも卒業する頃には、それなりの「青春の足跡」を残してきたように思います。
舟木一夫が唄う「高校三年生」、高校時代を象徴する青春ソングでしたね。
♪赤い夕陽が 校舎をそめて~
ニレの木陰に はずむ声~