第52期十段戦挑戦手合五番勝負の第2局が3月27日、兵庫県洲本市で行われた。結果は結城十段が高尾九段に白番半目勝ちをおさめシリーズ成績を1勝1敗のタイとした。第3局は4月10日(木)に長野県大町市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「結城 半目のお返し、渾身のヨセで逆転勝利」「高尾、上手の手から・・・」
(週刊碁より)
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1勝1敗のタイに戻した結城十段、劣勢の中盤から必死のヨセで半目勝ち。第1局の半目負けを裏返しにしたような展開でした。
優勢な碁を落とした高尾九段、ゴール直前のうっかりミスが命取りになったようです。
結城十段にとって春は多忙の季節のようです。
NHK杯で3連覇と絶好調かと思えば、名人戦リーグでは4連敗で陥落の危機。本因坊戦リーグでも4連敗後2連勝で後がありません。
連勝か連敗か、どちらかに傾くようです。気分屋なんでしょうか、ジェットコースターのような浮き沈みですね。
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今回の対局地は兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」。洲本市は淡路島の中部にあります。
囲碁棋士に淡路修三九段がいますが、淡路島とは関係ないようです。(出身は東京)
タイトル戦にも何度か登場しましたが、7大タイトルにはあと一歩でしたね。
棋風は好戦的で「ロッキー」とも呼ばれていました。
NHKの囲碁講座にも出演し、著書も何冊か出版していますね。
将棋界では淡路仁茂九段がいるようです。
あと今年1月に亡くなった女優の淡路恵子さん、波乱万丈の生涯でしたね。
百人一首
淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守 源兼昌