井山裕太本因坊への挑戦権を争う第69期本因坊戦挑戦者決定リーグのプレーオフ、山下敬吾九段―伊田篤史七段戦が4月7日に東京市ヶ谷の日本棋院で行われた。
結果は、4月3日に行われた最終戦で全勝の山下を下し、プレーオフに持ち込んだ伊田が白番5目半勝ちを収め、逆転で本因坊戦挑戦を決めた。伊田は本因坊リーグ初参加で初挑戦となる。
(日本棋院HPより抜粋)
「伊田見参、初リーグで井山へ初挑戦」
(週刊碁より)
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今期の本因坊戦リーグは最終第7戦で伊田七段が山下九段を破り両者6勝1敗、プレーオフでも伊田七段が勝ち挑戦者に名乗りを上げました。
20歳での挑戦は本因坊戦史上最年少。リーグ前の予想では思いも寄らない展開でしたね。
山下九段にしてみればよもやの連敗、番狂わせですね。相撲でいえば白鵬が遠藤に負けた感じでしょうか・・・
8名によるリーグ戦の結果、伊田、山下以外で残留は張栩九段、河野九段。陥落は高尾九段、結城九段、坂井八段、余七段となりました。18歳の余七段は3勝4敗で陥落、残念でした。
リーグ最終戦では張栩九段が対局場所を日本棋院・東京本院と勘違い(実際は関西棋院で結城九段との対局)し、「不戦敗」という珍事が起きました。
「週刊碁」にお詫びの一文が載っていましたが、こんなこともあるんですね・・・