◆書籍紹介
・書籍名:「碁」でグングン育つ! 子どもの脳と心
・著者:武川善太
・発行所:PHP研究所
・発行年月:2003年3月
◆内容紹介
『ヒカルの碁』が爆発的なブームなのは、教育的効果が絶大だから!? 集中力が養われ、考えるクセがつくといわれる囲碁のすすめ。
◇ ◇
著者の武川氏は少年時代に日本棋院・院生でプロ棋士を目指しましたが断念、その後MBA(経営学修士)の資格を取得し、現在はコンサルタントとして活躍のようです。
囲碁教室での指導もしており、その基本理念は次の三つとのこと。
・よく考える子
・人の気持がわかる子
・心の強い子
ナルホド、共感できますね。
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本書は「こども囲碁教室」の主宰者に薦められた一冊です。
発行されたのが10年前、「ヒカルの碁」がピークのころでしょうか。この時期「こども囲碁大会」も盛況でしたね。
ただブームが去ると潮が引くように子供囲碁人口は減少、囲碁関係者にとってこの時期の対応が悔やまれます。
その後、ここ数年は回復基調のムードを感じますが・・・
私も退職後、囲碁教室の指導スタッフを担当し、多くの子どもに囲碁を勧めてきました。
ただ、子ども達にとっては習い事(ピアノ・スイミング他)や地域のクラブ活動(野球・サッカー他)など選択肢は多く、「囲碁の優位性は何か」と問われると・・・
「日本の伝統文化継承」と言いたいところですが、中韓に押され気味の勢力関係では迫力がありませんね。
娘二人は囲碁には関心なく、ピアノ、吹奏楽と音楽に親しんできました。
孫には囲碁と思っていますが、我田引水でしょうか・・・