2013年にタイトルを獲得した全タイトルホルダーとファン投票棋士により争う、「内閣総理大臣杯」「文部科学大臣賞」2013年棋戦優勝者選手権の決勝戦が3月22日に東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われた。
決勝戦では奇しくも第38期棋聖戦七番勝負と同じ顔合わせとなったが、井山裕太・6冠が山下敬吾・九段を中押し勝ちで下し、初代優勝者に輝いた。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山初代V、山下破り『頂上』制覇」 「攻めの山下 攻め損ね」
(週刊碁より)
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名人戦、棋聖戦に続き、またも井山・山下戦となった新棋戦。中盤では山下九段の優勢との評でしたが、後悔の一手で流れは井山6冠に傾いたようです。
7大タイトル戦、女流棋戦、若手棋戦、早碁棋戦などのタイトルホルダー12名+ファン投票棋士1名が参戦した新棋戦ですが、来年以降も継続されるのでしょうか・・・
ファン投票棋士は関西棋院の佐田篤史二段(18)ですが、あまり馴染みがありません。ファン投票ですから、それなりのインパクトがあったのでしょうか・・・
このところいくつかのミニ棋戦が新規に行われているようです。若手棋士にとって対局の機会が増えて結構なことだと思いますが、消耗戦にならないようにしないと・・・
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今週の「週刊碁」はタイトル戦記事が続きました。序列的には以下の順でしょうか。
・トップページの「2013年棋戦優勝者選手権戦(井山6冠優勝)」
・最終ページの「女流名人戦第三局(謝さんの7連覇)」
・真ん中ページの「十段戦第二局(結城・高尾1-1のタイ)」
・その前のページの「NHK杯決勝(結城さんの3連覇)」
どの棋戦を重点にするかムズなところですが、トップページの新棋戦はドーモという感じです。