2014年にタイトルを獲得した全タイトルホルダーとファン投票棋士により争う、2014年棋戦優勝者選手権戦の準決勝と決勝戦が3月29日に東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われた。決勝戦では井山が高尾に157手まで黒番中押し勝ちをおさめ、優勝を決めた。
■決勝戦の結果(左側が勝者)
井山裕太・四冠 中押し 高尾紳路・二冠
■準決勝の結果(左側が勝者)
井山裕太・四冠 中押し 河野臨・竜星
高尾紳路・二冠 中押し 本木克弥・広島アルミ杯
(日本棋院HPより抜粋)
決勝 「井山連覇、『頂上決戦』高尾をKO」
準決勝 「河野無念、逆転許す」 「本木、実力差を痛感」
(週刊碁見出しより)
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昨年から始まった本棋戦は井山四冠の連覇、思い切りのいい着手で高尾二冠の大石を仕留めました。
敗れた高尾さん、井山さんの迫力にひるんだか・・・
準決勝(井山・河野戦)は、河野さん優勢の碁を井山さんが根性で逆転。
(高尾・本木戦)は、本木さんの薄みを高尾さんが一気に攻めて勝負あったようです。
19歳の本木さん(群馬県出身)、同じ十代の藤沢里菜・女流二冠、一力遼・新人王を破っての準決勝進出でしたが、超一流棋士の壁は厚かった・・・
この棋戦の優勝者には「内閣総理大臣杯」「文部科学大臣賞」が贈られるそうです。
ただ、週刊碁のタイトル一覧を見ると、賞金の記載がありません。名誉だけでしょうか・・