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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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日本棋院:県支部連合会総会2010

2010-04-11 21:24:15 | 囲碁

今日は県支部連合会の総会で、県内9支部より24名が集まりました。
昨年度の行事報告と今年度の行事計画は例年と大差なく、議論もほとんどありませんでした。

問題は役員改選でT山会長が「高齢を理由に退任したい」ということでした。それでも理事全員の留任要望で、会長も渋々続投で決着となりました。
現会長は本会の大黒柱的存在であり、匹敵する後継者が見当たないというのが実状です。
とりあえずこれから2年間は続投するということですが、その後の後継者選びは難航しそうです。

役員も高齢化が進み、行事の運営などの実務部隊は若返りが必要だと思いますが、仕事や家庭を抱えている現役世代からはなかなか参画が難しいのが現実です。
他県ではNPOなどの組織と連携して運営しているところもあるようですが、本県でも新たな人材と施策で活性化が望まれるところです。

   ◇   ◇

本連合会の中で「たちばな支部」は、昨年度の支部会員増加が21名と全国第6位で全国表彰を受賞したとの報告がありました。
この支部の実質的代表もT山会長であり、県内囲碁界での手腕は民主党/小沢幹事長並みと云えます。
ただ小沢幹事長と違うのは、「囲碁とカネ」で清廉潔白なことでしょうか。

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こども囲碁教室と町内定例碁会(2010/04/10)

2010-04-10 19:37:03 | 囲碁

今日の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフ。
4月に入り新加入の生徒が増えて、指導スタッフはテンテコ舞いの状態です。
宿題を出すようになって2ケ月ほどになりますが、真面目に取り組んでいる生徒は少なく、問題作成の手間を考えると残念な思いです。
保護者の方々がどんな思いで教室に通わせているのか、リサーチが必要ですね。

格言シリーズ、今回は「死はハネにあり」。
詰碁は棋力アップに必須項目ですが、子供に限らずザル碁党にとってもやっかいな克服テーマですね。

    ◇   ◇

午後は玉村町囲碁会の定例碁会、20人ほどのメンバーが集まっていました。
こちらの方は実戦中心で、「勝った負けた」で一喜一憂の世界です。
対局後に少しでも検討をすればいいと思うのですが、終局後はすぐに「もう一番」の声が聞こえてきます。
これも囲碁の楽しみ方であるとは思うのですが・・・。

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NHK囲碁講座/攻めの構想・小林流

2010-04-07 22:09:55 | テレビ番組

今月からNHK囲碁講座「攻めの構想・小林流」が始まりました。
講師は小林光一九段、聞き手は穂坂繭三段です。
かつて小林九段が愛用した布石を分かり易く解説するということで、私も勉強しようと思っています。

小林光一九段が獲得したタイトル数は「59」と、趙治勲(71)、坂田栄男(64)に続き史上第3位の記録です。
これだけの大記録の持ち主ですが、同じ木谷門下の加藤、石田、武宮、趙などの棋士に比べるとイマイチ目立たない感じがします。
棋士としては優等生的と云われ、あまり個性が前面に出ないと点が、地味な存在になっているような気がします。
棋風は「楷書の碁」と云われるように堅実で、性格も「きっぱり、さっぱり」が信条と、「囲碁・名棋士たちの頭の中」という本に書かれてありました。

聞き手の穂坂さんは小林九段門下の弟子で、旦那さんは将棋の先崎学八段。
先崎八段はテレビ・テキストの「囲碁講座」の中で、「桂馬の両アタリ」というエッセイを書いており、エッセイストとしてもなかなかのものだと思います。このテキストには夫婦で登場ということになりますね。

先月までは横田茂昭九段の「厚みの戦略」という講座でした。
毎週見ていましたが、棋力アップにはイマイチ成果が表れていないような気がします。
そのときはナルホドと思うのですが、体に浸み込んでいないのでしょうね。ザル碁党の溜め息です・・・。

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第3回大和証券杯ネット囲碁/高尾、初V

2010-04-05 22:00:03 | デジタル・インターネット

昨年開催された大和証券杯の成績優秀者7名による、インターネット棋戦「第3回大和証券杯ネット囲碁グランドチャンピオン戦」の決勝、高尾紳路九段─河野臨九段戦が3月27日に行われ、黒番の高尾が283手までで半目勝ちをおさめ、初のグランドチャンピオン位を獲得した。

      (日本棋院HPより抜粋)

「高尾頂点、気合の逃げ切り」、「河野 半目差しきれず」

      (週刊碁見出しより)

     ◇   ◇   ◇

◎ネット囲碁の本棋戦(囲碁グランドチャンピオン戦)出場者7名

① 第2回グランドチャンピオン戦優勝者:井山裕太名人
② 第5回オープンベスト4進出者:河野臨九段、張栩十段、高尾紳路九段
③ レディース上位2名:謝依旻女流本因坊、桑原陽子五段
④ アマチュア選手権覇王戦の部優勝者:三澤健太郎氏

高尾九段は1回戦で謝依旻女流本因坊に半目勝ち、決勝戦でも半目勝ちと幸運の女神を味方につけたようです。
敗れた河野九段、先日の「NEC杯」優勝の流れを継ぎたいところでしたが、惜しくも半目に泣きました。

     ◇   ◇   ◇

ネット対局は今後も増えていきそうですが、プロ棋士の中では敬遠する人も少なくないようです。
理由は色々でしょうが「碁盤・碁石でないとイメージが湧かない」と云う棋士もいます。
幼少の頃から馴染んだ、「対局の空気」のようなものがあるのでしょうか。

日本の囲碁人口の中で、ネット対局をしている人は1割~2割くらいでしょうか。韓国ではもっと多いでしょうね。
今や多くの仕事はパソコンなしでは成り立たない時代となっており、この流れからするとネット対局は増え続けることが予想されます。

ただネット対局は便利な反面、無機質な感じもあります。血の通った「対面での対局」の良さも、維持していきたいものです。

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こども囲碁教室と町内月例囲碁大会(2010/04月)

2010-04-03 21:06:53 | 囲碁

今日(4/3)の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
昨年11月から3月までの「生活文化普及支援事業/みんなで学ぶ楽しい囲碁入門教室(全5回)」の影響か、新加入の初心者が増え指導スタッフは大変でした。
入門者用の「指導カリキュラム」が定型化されていない点が課題だと思いますが、その作業は容易ではありません。

格言シリーズ、今回は「アタリ、アタリはヘボ碁の見本」。
前回は「切り違い、一方ノビよ」でしたが、この二つ格言の趣旨は同じ内容ということになります。
この格言、基本的には正しいと思いますが、プロの碁を見ていると「アタリ、アタリ」のケースも時々見られます。
その辺の応用力、ヨミの深さが高段者とザル碁党の差でしょうか。

    ◇   ◇

Tama5 午後は玉村町囲碁会の4月度月例大会。24人の会員が集まりました。
月例大会の優勝は常連メンバーで実力トップクラスのO原さん。次回からハンディアップしますが、成績に注目です。

私の成績は○○○●の3勝1敗で準優勝でした。
決勝戦で優勝したO原さんと対戦。「勢いと意地」だけで、冷静さを欠いたのが敗因だと思っています。

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第52回女流アマ選手権/飛田早紀さんが初優勝

2010-04-01 20:54:31 | アマ棋戦

第52回全日本女流アマ囲碁選手権大会が3月20日、21日の二日に渡って日本棋院市ヶ谷本院で開かれた。
決勝は飛田早紀さん(関東)と出口万里子さん(関東)の対局となり、飛田早紀さんが黒番5目半勝ちをおさめ初優勝した。

入賞者は以下のとおり
優勝:飛田早紀さん(関東)、準優勝:出口万里子さん(関東)、3位:小田彩子さん(シード)、4位:笹子理紗さん(関東)、5位:関根礼子さん(関東)、6位:大沢摩耶さん(シード)、7位:樋口奈緒子さん(関東)、8位:藤澤博子さん(岐阜)

      (日本棋院HPより抜粋)

「盤上を駆け抜けた春疾風、飛田さん新女王」

      (週刊碁見出しより)

     ◇   ◇   ◇

決勝戦に進んだ飛田さんと出口さんは、ともに十代でプロを目指しているそうです。
出口さんは先日のプロ試験で、藤沢里菜さんと同星ながら順位規定で涙を飲みましたね。

ベスト8の顔ぶれを見ると、東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏勢が1位~7位を占め、
8位にかろうじて岐阜県が入っています。
首都圏には囲碁環境が整っているということでしょうか。関西や地方の選手も頑張ってほしいところです。

最年長の竹之内さんは74歳。43歳で囲碁を始められたそうですが、中年以上の囲碁ファンに希望を与えてくれますね。

     ◇   ◇   ◇

群馬県代表の二人はいずれも初戦敗退、全国の壁は厚いようです。
また、風鈴会のメンバーは1回戦で勝利したものの、2回戦で敗退となりました。
「勝った負けたは時の運」全国大会での悔しさをバネに、レベルアップをはかって頂きたいと思います。

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