天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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世界アマ囲碁選手権2010/宋弘錫(韓国)が全勝優勝

2010-06-09 21:07:53 | アマ棋戦

中国杭州市の杭州棋院で5月24日に開幕した第31回世界アマチュア選手権は29日に最終日を迎え、韓国の宋弘錫選手が8戦全勝で初優勝を遂げた。
韓国選手の優勝は第29回の河成奉選手以来2年ぶり、通算では5度目となる。 2位は中国の王チン選手、3位は北朝鮮の趙大元選手だった。
日本代表の佐藤洋平選手は第2戦で趙大元選手、第7戦でチェコ代表のオンドレー・シュルト選手に敗れ8位だった。

優勝 宋弘錫(韓国)
2位 王チン(中国)
3位 趙大元(北朝鮮)
4位 陳乃申(中国香港)
5位 シュルト(チェコ)
6位 陳正勲(中華台北)
7位 バロー(ハンガリー)
8位 佐藤洋平(日本)

       (日本棋院HPより抜粋)

    ◇  ◇  ◇

60カ国・地域の代表60選手が出場した本大会、優勝は韓国、2位は中国と昨今の勢力図通りですね。
日本の佐藤選手は8位と振るいませんでしたが8戦して6勝2敗。スイス方式ですので6勝者は3位から9位までの7人、クジ運の影響もあったのでしょうか。

今回の開催地は中国杭州市。この大会は過去30回、すべて日本の各地で開催されてきました。(来年は島根県松江市)
世界棋戦の運営面でも中国の影響力は強大になっているようです。
開催地が中国ということもあり、日本のメディアで本大会の情報はほとんど見られませんでした。残念なことです。

本大会、第27回までは日本棋院と日本航空が主催で「JAL杯世界アマチュア囲碁選手権」という名称で開催されていたようです。
日本文化を広めるため各種の文化交流活動を進めたJALですが、今は会社再建で文化交流などと云ってる状態ではないでしょうね。
中国のように国家主導で活動できればいいのですが・・・。

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小中学校囲碁団体戦県大会/2010

2010-06-07 20:40:06 | 囲碁

Sdantai2010 昨日(6/6)は小中学校の囲碁団体戦群馬県大会が行われました。
小学校団体戦は8チーム(3校)が参加し、「伊勢崎市立広瀬小A」が5年連続の優勝。
中学校は3校が参加し、「伊勢崎市立第二中学校」が3年連続の優勝。
両校は全国大会への出場権を獲得しました。

小中学校とも連続優勝で、この先も続きそうです。
優勝が続くことで、先輩から後輩へと伝統のような雰囲気が培われていくのでしょうね。

県内の小中学校団体戦では、この数年ほとんど伊勢崎市が独占状態です。
ただ県内のレベルアップを考えると、この状態は疑問です。
他の地区から有力校が現れ、ライバル意識を燃やして切磋琢磨する団体戦になってほしいものです。

    ◇   ◇

私が指導スタッフをしている名和小学校は、残念ながら下位に甘んじてしまいました。
代表校に比べて意欲や緊張感がイマイチのようでした。
来年の団体戦に向けて、何とか順位を上げたいものですが・・・難問です。

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こども囲碁教室と町内月例囲碁大会(2010/06月)

2010-06-05 21:05:15 | 囲碁

今日(6/5)の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフ。
私の担当するグループは小学校低学年を中心に10名ほどで、講義と対局を各1時間程度行っています。
講義中に生徒は雑談したりするので、集中させるため当方の声も序々に大きくなってしまいます。
おかげで今日は声がかれ気味で疲れました。子供たちに興味を持ってもらうのは難しいものです。

格言シリーズ、今週は「ケイマのツキダシ悪手の見本」。
この意味、感覚的に理解できるのですが説明するのは難しい。生徒には理屈抜きで覚えればよいと思っています。

明日は「小中学校囲碁団体戦県大会」。この教室からも多くの生徒が出場しますが、全力で頑張ってほしいものです。

    ◇   ◇

Tama5 午後は玉村町囲碁会の6月度月例大会。二十数人の会員が集まりました。
月例大会の優勝はO部さん。会員の中ではベテランですが、地道な努力が結果に表れたようです。

私の成績は●●●○と不本意で、最後の1勝もジゴ勝ちと低調でした。
まだまだ修行が足りないようですね。

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第22回TV囲碁アジア選手権/孔傑(中国)が2連覇

2010-06-03 21:52:37 | テレビ番組

6月1日から3日まで京都市で行われた第22回テレビアジア選手権は3日に決勝戦が行われ、孔傑九段が結城聡九段を破り優勝を飾った。
孔傑九段は昨年に続きテレビアジア選手権2連覇。日本代表選手の5年ぶりの優勝はならなかった。

・準決勝 第1局 [中国] 孔傑九段 × [韓国] 李昌鎬九段
 結果:黒番、孔傑九段の中押し勝ち

・準決勝 第2局 [韓国] 姜東潤九段 × [日本] 結城聡九段
 結果:黒番、結城聡九段の中押し勝ち

・決 勝 [中国] 孔傑九段 × [日本] 結城聡九段
 結果:白番、孔傑九段の中押し勝ち

     (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇

結城九段、残念でした。1回戦で中国・陳耀燁九段、準決勝で韓国・姜東潤九段を破り、決勝戦は中国・孔傑九段との対戦でした。
結城九段(黒番)らしい攻め基調の打ち回しで優勢との評判でしたが、打ち過ぎがあったのか後半は闇試合の様相。最後は白石の撲殺がかなわず、無念の投了となりました。

それにしても優勝した孔傑九段の打ちぶりは、中国らしい「したたかさ」が感じられましたね。
敗れた結城九段、終始、戦いに挑む闘争心は国際棋戦に合っていたのかもしれません。

本棋戦は全6局のうち「中押し勝負」が5局と、テレビ棋戦らしい乱戦が続きました。

    ◇   ◇

今回の対局地は京都市の「京都ホテルオークラ別邸『粟田山荘』」。
テレビで見ていたのですが、和風の庭園と建物は京都らしい情緒が感じられました。畳の大広間に椅子、碁盤などがしつらえてありましたが、木製の椅子がいい雰囲気でしたね。

ただ対局者と碁盤(台)の距離が近いのか、選手は台に肘を突いて頬に手を当てて考えていました。
欧米映画などでチェスの対戦風景を思い出しましたが、囲碁ではどうかなと思いましたね・・・。

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第22回TV囲碁アジア選手権/結城九段、準決勝進出

2010-06-01 21:09:49 | テレビ番組

今日はNHK-BSテレビで「TV囲碁アジア選手権」を放送していました。

・1回戦 第1局  [日本] 井山裕太九段 × [韓国] 李昌鎬九段
 
結果:白番、李九段の5目半勝ち

・1回戦 第2局 [中国] 古霊益五段 × [韓国] 姜東潤九段
 
結果:黒番、姜九段の中押し勝ち

・1回戦 第3局 [日本] 結城聡九段 × [中国] 陳耀燁九段
 
結果:白番、結城九段の中押し勝ち

    ◇   ◇

第1局の井山九段は残念ながら韓国・李昌鎬九段に敗れてしまいました。百戦錬磨の李九段の打ち回しに、「一日の長」があったようです。

第3局は結城NHK杯が中国・陳耀燁九段を乱戦の末、撃破しました。日本勢としては久しぶりの朗報でしたね。

TVでこの第3局を観戦していたのですが結城九段と陳九段、両者坊主頭でよく似ていましたね。年齢は結城九段の方が18歳ほど上、体型も結城九段が一回りほど大きく、親分子分のように見えました。

準決勝に進んだ結城九段、本大会出場者では唯一の既婚者だそうです。
明日は韓国・姜東潤九段との対戦、健闘を期待しましょう。

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