◆書籍紹介
・書籍名:おもしろ囲碁、おもろい碁会所
・発行所:日本棋院
・著者:山内博文
・発行年月:2010年6月
◆内容紹介
囲碁と親父ギャグが大好きな著者が、33年のサラリーマン生活に見切りをつけて、第2の人生に選んだのは碁会所経営。初めて尽くしの碁会所づくりが始まり…。
碁会所の立ち上げ話から、これからまでを自由に語る。
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「碁キチ」と呼ばれる人たちにとって、「趣味と実益」の碁会所をやってみたいと考えた人は多いと思います。
ただ現実は「囲碁人口の減少」、「ネット対局の拡大」、「公共施設での囲碁クラブ」など、碁会所への逆風は強く、夢で終わらせることが多いようです。
そういう環境の中で、著者のエネルギッシュな営業活動に目を見張ります。
あとは家族の協力、これも大きなポイントだと思います。
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私も10年ほど前には、近くの碁会所に週一回くらいで通っていた時期がありました。
その碁会所も序々にお客が減って、今は開店休業のようです。
公民館など、無料で対局できる公共施設が増えたのも大きな要因だと思います。
それでも碁会所というのは、公民館などとは違った独特の雰囲気がありましたね。
本書の中で「碁会所は人間を磨く場であり、居心地のよい大人の隠れ家」というのがありました。
「人間を磨く」というのは(?)ですが、大人の秘密基地のような雰囲気があったは確かです。