天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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こども囲碁教室と町内定例碁会(2011/04/09)

2011-04-09 20:56:58 | 囲碁

今日の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
私の担当するクラスは10人ほどですが、順調に伸びている生徒(ヤル気君)と、イマイチの生徒(イマイチ君)の差が大きくなっているな気がします。

「ヤル気君」は「面白い」→「集中できる」→「勝つ」この繰り返しで伸びていきます。
一方の「イマイチ君」は「負ける」→「面白くない」→「集中力低下」のパターンとなっているようです。

スタッフとしては「ヤル気君」をひいき目に見てしまう傾向になり易いですが、「イマイチ君」のケアも大切だと思っています。
「イマイチ君」が「碁は面白い」と思えるような方策を思案中です。

    ◇   ◇

午後は玉村町囲碁会の定例碁会で、20人ほどが集まっていました。
あの「3・11」以降も毎週開催していますが、会場は省エネということで照明、エアコンは使用禁止。日照がよいホールのエントランス部分にテーブルと盤石を並べて対局しています。

今まで使用していたホールに比べ広さは1/10程度だと思いまが、文句も云わず打っています。
それでも狭い分、今まで以上に親近感が増したように思います。

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第9回正官庄杯/韓国チームが優勝!

2011-04-07 21:28:15 | プロ棋戦

日本・中国・韓国による3カ国の勝ち抜き戦、「第9回正官庄杯世界女子囲碁最強戦」は3月28日に韓国・ソウルで最終第14戦が行われ、韓国の朴鋕恩九段が中国のゼイ廼偉九段に白番中押し勝ちして2大会連続4回目の優勝を決めた。
韓国チームは第1ラウンドで文度媛二段が大会新記録の7連勝を果たして優位に立ち、中国チームは主将のゼイ九段が3連勝で追い上げたが最終戦の主将対決を朴九段が制した。
日本チームは吉田美香八段の1勝のみに終わった。
   (日本棋院HPより抜粋)

   ◇  ◇  ◇

最終戦の主将対決で韓国・朴鋕恩九段が中国・ゼイ廼偉九段を破り、韓国チームの優勝となりました。
総成績は、韓国:9勝4敗、中国:4勝5敗、日本:1勝5敗。日本勢(青木、知念、向井、鈴木、吉田)は吉田八段の1勝のみと寂しい結果となりました。

本棋戦の結果、「週刊碁」では小さな記事で、よく見ないと見逃すほどです。
日本不調とは云え、もう少し大きく扱ってはどうかと思いましたね。

団体勝ち抜き戦では少し前(10/18~1/21)に「第12回農心辛ラーメン杯/世界囲碁最強戦」があり、こちらも韓国チームが7勝3敗で優勝、中国:4勝5敗、日本:2勝5敗。
日本勢(井山、坂井、羽根、高尾、結城)は高尾九段が2連勝と健闘しましたが、あとが続きませんでした。

世界戦も中韓の二強に日本、台湾などが加わって、混戦模様になるともっと盛り上がりますね。
悔しいことですが、中韓も日本の活躍を待っていることでしょう。

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第58回NHK杯/山田九段初優勝!

2011-04-05 20:46:13 | テレビ番組

 第58回NHK杯テレビ囲碁トーナメントの決勝が3月27日に放送され、山田規三生九段が依田紀基九段に黒番6目半勝ちし、初優勝した。日本棋院関西総本部(大阪市)所属の山田は1999年の竜星戦以来となる棋戦優勝。
    (朝日囲碁Webより抜粋)

「山田初優勝、着実にゴール」、「依田6度目のVならず、様子見が裏目」
    (週刊碁見出しより)

   ◇  ◇  ◇

山田九段、関西勢活躍の中で肩身が狭い思いをしていたそうですが、今回の優勝で面目が立ったことでしょう。
準優勝の依田九段、対局前のインタビューではいつも「両親への親孝行の気持ちでがんばる」と云ってました。
決勝の二人は「テレビアジア選手権」に出場します。昨年は結城九段が準優勝と奮闘、今年は山田・依田の両雄にがんばってほしいですね。

   ◇  ◇  ◇

決勝戦の解説は武宮九段。盤外の話は面白いのですが、形勢判断や着手の解説ではどうも・・・。
終盤の形勢判断では半目勝負といってましたが、6目半とはかなりハズレでしたね。

月刊「NHK囲碁講座(2011/4月)」の「桂馬の両アタリ」とうコーナーで、将棋の先崎八段が解説者の重要性について書いていました。その中で「『計算は苦手』というセリフはいわないでほしい」。確かにそうだと思います。プロですからね・・・。

「第59期NHK杯」はもう始まっていますが、見ていて「面白く、感心する」ような番組を期待しています。

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第23期女流名人戦/謝女流名人が4連覇達成

2011-04-03 20:54:27 | プロ棋士

 謝依旻・女流名人に向井千瑛・四段が挑戦していた「第23期女流名人戦三番勝負」第3局が3月25日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、黒番の謝女流名人が中押し勝ち、対戦成績2勝1敗で4連覇を果たした。
 謝女流名人は、東日本大震災の影響で中断・延期された第2局を制しタイにすると、この日の第3局も模様の張り合いから中央の戦いで有利に立ち、最後は相手のミスを誘って勝ちにつなげた。
 謝女流名人は台湾生まれ。19年から女流本因坊4連覇、22年から女流棋聖連覇で女流3棋戦を独占しており、タイトル獲得は11で女流歴代最多となった。

<謝女流名人の話>
 勝ち負けは最後までわからなかった。(第2局は)地震で中断した碁の内容をあまり考えず、無心で打ったのがよかった。
     (産経囲碁ニュースより抜粋)

「謝新記録、女流最多タイトル11に、止まらぬ謝時代」
     (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

謝さんの一強時代、いつまで続くのでしょうか。あの強さ、鍛え方が一段違うような気がします。
ただ国際棋戦に目を向けると存在感はイマイチ、今後は世界戦が課題でしょうか。

敗れた向井挑戦者は女流名人戦で2回、女流本因坊戦で1回と謝女流三冠に挑戦し、苦杯をなめています。
「ストップ謝」の最有力として、捲土重来を期してほしいと思います。

本シリーズ3局、いずれも黒番が勝ちました。乱戦タイプの両者には黒番が合っていたのかも・・・。

    ◇   ◇

女流タイトル獲得数ベスト10
1 謝  依旻 11
2 杉内 寿子 10
2 青木喜久代 10
2 小林 禮子 10
2 小林 泉美 10
6 知念かおり  9
7 伊藤 友恵  8
8 本田 幸子  7
8 楠  光子  7
10 小林 千寿  6

謝三冠がタイトル数11と新記録を塗り替えました。
上記ベスト10の女流棋士で、謝女流三冠以外に勢いのある棋士はどうも見当たりませんね。
謝女流三冠はまだ21歳、当分は謝さんを中心に女流棋戦は展開していきそうです。

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春を探して・・・、年度替わり

2011-04-01 21:11:22 | ルネサス/囲碁部

春の陽気に誘われて、久しぶりのサイクリングです。
寒風の中での自転車はキツイので、冬場はもっぱらウォーキングでした。

近くの用水路では水鳥が悠々と泳ぎ、コブシ・河津桜・菜の花はもう盛りを過ぎようとしています。
あの「3・11」で季節は止まっているような気分でしたが、自然界では例年通り春は訪れているんですね。

Nanohana2011_3  Kawazuzakura2011_2

  菜の花      河津桜

   ◇   ◇

4月は年度替わりの季節、家の前の道路工事も終わり静けさが戻ってきました。
サラリーマン卒業の身としてはあまり感じませんが、企業・団体・学校などでは節目の季節で落ち着かない人もいることでしょうね。

元勤務先の囲碁部(武蔵・高崎)では、両事業所の二人の幹事が早期退職で去っていきました。
幹事や世話人になる人は「頼まれると断れない」タイプが多いのでしょうか。
「終身雇用、年功序列」の良き時代は、遠い昔のことのようです。

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